藤原紀香のでっかい頭

藤原紀香陣内智則の挙式があったのは先週の土曜日。
神社には、結構な人の数が集まっていたのだとか。


で、藤原紀香と言えば「高い人」なわけだけれども、
彼女はこれまで年に1回年末の『ベストヒット歌謡祭』で深いスリットのドレスを着ることで、
そんな自らの存在意義である「高さ」を示してきた。
画面上で見かけることは年々少なくなってはいても、
瀬戸朝香とかダブル浅野とかとは違って、
その「高さ」を零落させることなくずっと維持し続けてきた彼女。
その衰えぬ「高さ」の鍵があのスリットだ。
年に1回のスリットが、彼女を芸能人・藤原紀香にしている。
深いスリットの服を着る、っていうのが藤原紀香の芸能人としてのアイデンティティであり、かつ「芸」。


で、今回の挙式も『ベストヒット歌謡祭』と同様に、藤原紀香のそんな「高さ」を見せるための舞台だった。


そうなのだから、
十二単を着た彼女のあのでっかい「頭」を見ても、
黒柳徹子のパロディかよ、とか言っておちょくってはいけない。
束帯に十二単なんてコントか、とか、有栖川宮以来ね、とか言ってもいけない。
それらは全部、「高さ」へと変換されていく記号なのだから。
今回のスリット的なものは、あの「十二単」とかでっかい「頭」なのだから。


しかもね、有栖川宮じゃないけれど、
「着いて行きます」とか、「3歩下がって」とか、記者会見の時も陣内の後ろにいたりとか、喋り方とか笑い方とか、
その言動はもう擬似皇族。
束帯と十二単のペアなんて、有栖川宮の前に僕が見たのは皇太子の結婚の時だし。
これまで即物的な「スリット」に頼ってきた藤原紀香は、
でっかい「頭」でもって自らを悠久の歴史に組み込むことで、
その「高さ」を永遠のものとしたのだ。