とらぬ狸のなんとやら

今朝の『めざましテレビ』で「在日外国人」に関するミニ特集。


日本でラーメン店を開いているアメリカ人とか、
秋葉原でメイド服を着てるロシア人とか、
小難しい言い回し(「絶えざる〜」)やことわざ(「とらぬ狸の皮算用」)のクイズがわかる外国人とか*1
そういう「日本人より日本人らしい外国人」の姿を映して、
かれらに「私たち日本人が忘れていた大切なこと」を語ってもらう*2
とか何とかいうフレーミングがなされた特集。
画面右下には「『日本人らしい外国人』から日本の良さを再発見」の文字。


なんだかな。


黒人演歌歌手・ジェロの報じ方を観ても思うのだけれど、
「とらぬ狸の皮算用」みたいなのがわかる外国人こそが日本に居ていい「正しい外国人」なんだろうか*3


そういう根拠がなく、ゆえに醜悪な期待のことを、とらぬ狸のなんとやら、と昔の人は言いましたとさ。

*1:もちろん、そういうクイズに間違える「最近の日本の若者」も登場する。

*2:努力、しつけ、敬語、勤勉さ、とか。

*3:外国人なのに日本のことをよく知ってる「変な外国人」が「正しい外国人」っていう「異常」と「正常」の二段構えの論理。分け入っても分け入っても日本、と言うか。もちろん、「日本/外国」っていう区分は無くならなくていいのだけれども、でも、だからこそ、もう少し繊細に扱うべき問題なんじゃないかと思う。