先週みたテレビ(4月28日~5月4日)

『ごきげんよう』(4月28日)

 

 人は寝ている間に記憶を整理するという。

 起きてる間も眼前の出来事は意識下で刻々と編集されているのだという。

 

 月曜『バイキング』の地引き網中継は、

 普段ぼくたちの意識にのぼらないそんな編集作業を映像化しているような、

 なんかそういう感覚がある。

 

スタジオパークからこんにちは』(4月30日)

 

 5月が始まり早くも1週間近くが経ち、

 4月からの新たな試みが定着したり、既に修正を余儀なくされていたり、

 あるいはその試みの意義がようやく見えてきたりしていて、

 たとえば今年の4月からの『スタジオパークからこんにちは』は、

 メインの伊藤雄彦アナウンサーの他に、

 高畑淳子竹下景子戸田恵子清水ミチコが日替わりでMCを務めているのだけれど、

 竹下景子の発言は他の3人に比べて少し意表を突かれるものが間々あって、

 芸人がゲストのときには、なんだかおもしろい感じになる気配があります。

 

 あと、4月から開始時間が早まった『徹子の部屋』では、

 番組の最後に黒柳徹子が直後に始まる『おしゃべりクッキング』の上沼恵美子に向けて、

 「上沼さんおいしいお料理期待してます」みたいに呼びかける時間が数秒あるのだけれど、

 徹子が声色を変えたり言い回しを変えてみたり、

 ますだおかだがゲストの回は一緒に呼びかけてみたり、

 こちらは今後どうなるのか先が読めなくて気になるところで、

 とりあえず毎日必ず奇妙な数秒が今のところそこにはあります。 

 

『水曜日のダウンタウン』(4月30日)

 

 「口の中にあめ玉がある」ことは、電話口の相手を待たせる理由になる。 

 少なくとも松本零士にとっては理由になる。

 

SWITCHインタビュー 達人達』(5月3日)

 

 語る男・綾野剛が語るところによれば、

 観察できる人とできない人との間には「決定的な差」があるとのことなのだけれど、

 観察をできる人というのは、たとえばこういう人のことだろうか。

 

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 ソマリアにてリクガメの脱糞風景を30分観察しているユニセフ親善大使*1

 観察できる女・黒柳徹子