先週みたテレビ(11月17日~23日)
『バナナマンの決断は金曜日!』(11月21日)
女子高で応援団長をしていた吉田羊。吉田「そのときに一部の後輩からすごくモテたんですね。クラスメイトが、『アンタの自転車のサドルに頬ずりしてる子いたよ』とか言われたりとか。私のモテ期はあれが最後でしたね」/『決断は金曜日』
— 飲用 (@inyou_te) November 21, 2014
ひつじ年を目前にして、
ドラマのみならずバラエティ番組でもますます活躍している吉田羊。
先日『さんまのまんま』に出ていた時は、
で、先週の『バナナマンの決断は金曜日!』では、
地元福岡に戻って母校を訪問したり友人に会ったり、というようなロケをしていたのだけれど、
そのロケで吉田羊はカメラが切り替わるたびに高田純次的なフレームインを披露。
上の画像は、福岡のご当地CMで有名な、にわかせんべいのお面のマネ*2をする吉田羊です。
番宣とかで積極的に「おもしろい」を生もうとする若手女優、
というカテゴリーがあると個人的には思っていて、
吉高由里子とか、川口春奈とか、清水富美加とか、松岡茉優とかがそうだと思うのだけれど*3、
いくら年齢が「非公開」でも吉田羊を「若手」と呼ぶことはできないから、
このたび新しく、
テレビの番宣とかで積極的に「おもしろい」を生もうとする「中堅」女優、というカテゴリーが、
ぼくのなかにできました。
このカテゴリーのなかには、いまのところ他に菅野美穂と仲間由紀恵がいます。
『ワイドナショー』KTV(11月17日)
坂上「満島さんは2,3年ぐらい前から、この人別格だなと思ってました」 東野「何がそんなにすごいんですか?」 坂上「媚びてないっつうか、なんか」 東野「それはお芝居が媚びてない?」 坂上「芝居が媚びてないのか客に媚びてないのかテレビに媚びてないのか」/『ワイドナ』KTV 11/17
— 飲用 (@inyou_te) November 22, 2014
女優とテレビといえば、
女優ないし俳優としての評価がテレビの内外で高まる満島ひかりが、
最近はTBSのドラマ『ごめんね青春!』で高校教師を演じていて、
その番宣の関係で、バラエティ番組にもいくつか出演していた。
たとえば、今年秋の『オールスター感謝祭』では、
アーチェリーでど真ん中を射抜いたり*4、総合成績で2位になったり*5。
で、そんな満島ひかりが先々週の『ボクらの時代』で、
テレビに出るときの自分と「女優さん」の関係について語っていた。
いわく、「顔がやっぱかわいいのが女優さんみたいなのが一般的にはある」。
けれど、自分はその「かわいい」というところには女優としての出発点がない。
とは言うものの、自分も「女優さん」に「一応、足突っ込んでる」から、
テレビ出演時は「やっぱりちょっとマスカラ多めにしてみようかな、とか」思ったりする。
「テレビとか出るとさ、なんかすごいさ、ブスとか言われたりしたらちょっと傷つくから」*7。
女優ないし俳優としての演技力に評価が高まる満島ひかり。
そんな当人の語る、テレビに映るかわいい「女優さん」と自分との距離感。
坂上忍は『ワイドナショー』で満島ひかりの「すごさ」の一因を、
「テレビに媚びてない」ところにあるのかもと言っていたけれど、
でも、テレビに映る女優を「女優さん」というあり方に焦点化する眼差しは、
満島ひかりにもやっぱり注がれる。
そしてその眼差しのなかで、当人もちょっとマスカラを多めに塗ったりする。
ただ、そんな自分のあり方を「女優さん」と表現する距離感に、
「媚びてなさ」の一端を垣間見ることができるようにも思うのでした。
『リーガルハイ・スペシャル』(11月22日)
「もっともやっかいな敵は失うものがない人間です」/『リーガルハイSP』
— 飲用 (@inyou_te) November 22, 2014
再度、女優とテレビといえば、
少し前までは、ドラマやCMの女優のパロディを、コント番組とかでよくやってたように思う。
ウッチャンナンチャンの周辺とか、『めちゃイケ』の周辺とかで。
少し前ならパロディし倒されてたかもしれない。
そして、鏡月のCMをみていて覚えるなんだか居心地の悪い感じ、
テレビを挟んだWin-Winの関係の一端をいつの間にかテレビのこちらで握らされてるような感じを、
ほぐしてくれたかもしれない。
それはモノマネメイクにはできない仕事かもしれない。
『リーガルハイ・スペシャル』をみていたら、
「冬はこたつでクールな美女と冷たいロックが最高ですな」
と言っていたので*9、そんなことを思った。
そう言えば『リーガルハイ』の第2シリーズは、
「勝ち負けではなくWin-Winを目指す」をモットーにする弁護士との対立が軸だったけど、
最終回でそんな弁護士に古美門から送られたメッセージは「醜さを愛せ」だった*10。
なるほど石原さとみをめぐるWin-Winな関係にも、
たとえばやしろ優とか渡辺直美によるパロディが対置されると、
そこにはWinとは別の愛のような何かが生まれるのかもしれない。