先週みたテレビ(12月29日~1月4日)

『マツコとマツコ』(12月29日)

 

 世界初のアンドロイドバラエティを謳っていた『マツコとマツコ』。

 マツコ・デラックスそっくりのアンドロイド=マツコロイドと本物のマツコの、

 2人というか2体というかがお送りしていた年末の特別番組。

 

 マツコそっくりのアンドロイドが体現していた技術の高さもすごかったのだけれど、

 本人の写し絵のような存在が目の前に現れたときの、

 いろいろな人の反応がなんだかおもしろかった。

 「こんなこと言ってお金もらって生きてるんだね」と「申し訳なさ」を口にするマツコ本人とか、

 マツコロイドの前でマツコに対するコンプレックスを語るミッツ・マングローブとか*1

 KABA.ちゃんとかダイアナ・エクストラバガンザとかがひと目でマツコ本人でないと気づくなかで、

 マツコロイドを本物のマツコと疑わずコミュニケーションを取り続けるクリス松村とか*2

 

 あと、マツコロイドが長野県のとある村を訪れて、村の人たちと話していたのだけれど、

 マツコロイドを通してマツコに「アタシって好き?」と聞かれた高齢の女性が、

 「好きだよ。だってテレビの画面いっぱいになるんだもん」と言っていて*3

 なるほど、大きいことはいいことだ、

 マツコロイドと村の人たちが話している後ろには、

 存在感のある公共施設のようなものがドーンと構えて建っていた。

 

『第65回紅白歌合戦』(12月31日)

 

 一昨々年までの大晦日のテレビ視聴は、

 気になる歌手のときに『紅白歌合戦』をみて、

 それ以外の時間帯には『ガキの使い』の「笑ってはいけない」をみて、

 という感じだったのだけれど、

 綾瀬はるかが司会をして『あまちゃん』コーナーがあったりした一昨年は、

 結局ずっと『紅白』の方をみていた。

 昨年はバナナマンと久保田アナでお送りされた副音声をききながら、

 やっぱりずっと『紅白』をみていた。

 

 で、上にひいたのは、Perfumeのステージをみていたバナナマン2人の副音声での発言なのだけれど、

 当たったら死んでしまいそうなレーザー光線的なものはもとより、

 毎年なんだか最新技術の展示場みたいな感じになっているPerfumeのステージで今回披露された、

 小さなヘリコプターみたいなの(ドローン)で提灯みたいなのを浮かべる演出は、

 技術的なこととかはよくわからなくても、そのすごさが伝わるものだった。

 

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 それに対して、

 「ハイテク江戸ワールド」をテーマにしていたという氷川きよしのステージの、

 そのハイテク度の伝わりにくさと言ったらなかった。

 

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 でもとりあえず、でかかった。 

 

ぐるナイおもしろ荘』(1月1日)

 

 日本エレキテル連合の劇的な2014年は、

 去年の『ぐるナイおもしろ荘』で「今年最も売れそうな芸人」に選ばれてから始まった。

 今年もまた、年明け直後の深夜に放送されていた『おもしろ荘』に出演して、

 作家らしき男性が召使いらしき女性にあれこれする、みたいな、

 朱美ちゃんとは別のコントを披露していた。

 

 で、夜が明けて放送された『爆笑ヒットパレード2015』では、

 兄貴と舎弟が「姐さん」と呼ぶ人形をあれこれする、みたいな、

 これまたちがうコントをやっていた(下の写真参照)。

 

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 『おもしろ荘』が収録であることを踏まえるならば、

 おそらく本人たちが新年最初に披露したのは生放送の『爆笑ヒットパレード』でのコント。

 「おしゃべりワイフシリーズ未亡人朱美ちゃん3号」で人気者になった2人の2015年は、

 まずは人形をかなぐり捨てるところから始まった。