テレビの「死」を並べる
毎年やっている企画記事の派生版。テレビの書き起こしをしている自分のツイートを特定のワードで検索して、出てきた言葉を少し編集してただただ並べるエントリー。
これまでは「テレビ」と検索した結果を並べてきたのだけれど、毎年続けているとついつい「テレビ」を含んだ言葉を探しながらテレビをみている自分がいたりして、それはそれでなんだかな、と思ったので、試しに別のワードでもやってみることにする。
ということで、今回はテレビの「死」を並べる。2013年ごろからの「死」を含むテレビの言葉を並べてみる。時系列で、敬称略で。もちろんいろいろバイアスありで。
古美門研介(堺雅人)「人という字は、人と人とがお互いに支えあってできているわけではありません! 一人の人間が両足をふんばって大地にたっている姿の象形文字です。人は一人で生まれ一人で生きていき一人で死んでいきます」
マツコ・デラックス「あんまりそこ(=死)と向き合ってこなかった自分が、(東日本大震災で)初めて一人だってことを意識したんですよ。あの時に、じゃあ誰かが隣にいて手を取り合って一緒に死ねたら、同じ死だけれどもまた違うのかなとか。例えば一緒にいなかったとしても、誰かのために生きたっていう気持ちをもちつつ死ぬのと、自分のためだけに生きたと思って死ぬのとでは、全然死ぬ時の『生きた感』がちがうのかなとか」
ビートたけし「いずれみんな死ぬけど、生きてる間にいかに生きるかだけ考えろっていう。そうするとマヌケなことをしているヒマはないでしょ、と。言ってる私がマヌケなことをしてるのが、ちょっとつらいですね」
マツコ・デラックス「40過ぎると人生の折り返し地点をこえたわけじゃん。ちょっとずつ死ぬ準備を始めるのよ。人は死ぬんだなって思いながらの行動になってくる。一気に階段落ちすんのはやだから、死ぬに至るまで一段ずつゆっくり降りていきたいって思うようになる」
タモリ「オレ休みの日はさ、今日は休みだからっつって朝からビール飲むんですよ。歯みがく前に、今日はいいんだと思ってビール飲む。これちょっと(明日から)ヒマになると、毎日朝からビール飲むんじゃないかと思って。だいたい7月ぐらいには死ぬんじゃないかって」
マツコ・デラックス「私は死よりも、死に至るまでの…こうやってみなさんとね、定期的に会ってられるうちはいいけど、仕事がなくなって、周りから人もいなくなって、ホントに1人になっちゃったときに、親も死んでさ、(自分も)すぐに死ねればいいけど、そっから10年20年、孤独で生きなきゃいけない時期がくるかもしんないじゃない。そんときのほうが恐怖。私が役に立たないって思った途端に、(いま私の周りにいる人たちは)連絡もくれないんだろうな、と思うと」
所ジョージ「100%幸せに死ねると思う。あー、あれがやりたんなかったー、なんて思わない」
明石家さんま「最後は(食べたことのない)納豆を食べて、母と娘を思って死にたい」
立花隆「死ぬのってたぶんおもしろいですよね。ホントに死んだらどうなるってことを自分で実体験するってのは、そのときしかないじゃない」
谷川俊太郎「死ぬのが怖くなくなって、なんか好奇心がわいてるんですね。どうなんだろう、この世じゃないところは。なんか今のこの世の中よか、もしかするともっとおもしろい世の中にいけるかも」
笑福亭鶴瓶「死の恐怖を覚えないっていうのは、やりたいことがあるからなの。やりたいことがない人間は、死ぬのが怖いねん」
小泉今日子「私ね、死ぬことが怖いってあんまり思ったことがなくって。子どものころ、むしろ憧れていたところがありました。怖すぎてそう思ってたのか。生きてる事が必死だったんですかね。よくわからないけど、死ぬってことに対して特別な素敵なことだと思ってるようなところがありました」
蛭子能収「あんまりホントに怒らないですね。こっち側が怒ったとしますね、その人に対して。そしたら怒り返されてきた。そんでこっちもまたそれ以上に怒る。で、今度は向こうは何か武器を出してくる。こっちもそれに負けないように何か(武器を)出さなくちゃいけなくなる。要するに怒った先は誰かが死ぬっていうイメージがバッと膨らむんですよ。漫画的発想なのかもしれませんけど、そういうことをとにかく避けたいっていうか。ホントにガンジーさんのような姿勢ですね、気持ちが。何があっても怒らずに、とにかく平和に済ませる」
行定勲「人と死に別れするってことがずーっと続いてるんですよね。そうやって人が亡くなるたびに、自分は取り残される。残された自分は、じゃあ何をすればいいんだろうなって。自分がつくってきた映画のなかで、よく死が描かれるんですよね。死ぬ人が多いんですよ。人が死んだ分だけの映画がつくれるって、やっぱり思うんです。彼らのもっと生きたかっただろう気持ちを汲み取るならば、それをなんとか引き受けて、何もやらない自分じゃいけないだろうって気持ちになる」
福田貞夫(火野正平)「この世で死ぬよりおっかないのは、自分じゃなくなっちまうってことだ。別人になっちまうってことだ」
内海桂子「(死ぬことは)怖くない。だって死ぬの、いつだかわかんないじゃない。死にかかって助かるんだったら、周りがちゃんと助けるでしょ」
安藤モモ子「人の最大の矛盾というか、生まれてきた時点で死ぬことが決まっているっていうことだけは全員共通事項で。その終わりをどう迎えるのが自分にとって幸せかなっていうのは、若いころからいい意味で、生きる原動力のために考えるのはいいことだろうなと思う」
草彅剛「中居くんが死ななくてよかった…」
福原愛「今はやっぱり21年間、もうすぐ22年間、卓球を続けてきたので、それ以外のことをしたことがないので、辞めるっていうことを考えたときに、ちょっと一生が終わるような感じになるんですね。自分が死ぬときのことって想像できないじゃないですか。想像もしたくないじゃないですか。そういう気持ちと少し近いですね。(引退は)怖くて考えられないっていうのが正直な気持ちです」
宮沢りえ「やっぱり人を深く深く愛したままで死にたい」
(父親の死に際して)
松本人志「親父が死んで、まだ心身ともに完全に立ち直ってないおばあちゃん(=母親)をね、(記者が)取材しに行くというね、オマエらはホントにゲスのゲスやな!」
マツコ・デラックス「一喜一憂してさ、すごい上がったり下がったりっていう人間の心の動きってあるじゃん。あれってね、すごい幸福を感じる要素なのよ。だんだんその波がね、穏やかになってくんのよ。このまま死んでくんだな、っていう予感みたいなのがだんだん出てくる」
さだまさし「死んでいくときにオレは何を歌うんだろうっていうのは、自分に問いかけながら生きてたい」
田原総一朗「一番ボクが理想的な死に方だと思ってるのが、『朝まで生テレビ!』で議論が紛糾した、紛糾したのに田原が割り込んでこない、よくみたら死んでいた」
マツコ・デラックス「老後の夢って言っていいかどうかわからないけど、仕事がなくなった、スケジュール帳の最後の予定が終わった翌日に死にたいね」
松本人志「ボクはまぁ死んだら終わるっていう考え方なんで。パーツも全部あげますよ」
樹木希林「そのときに与えられた死というものにジタバタしながら、『あぁ、死にたくない』って死ぬのも、人間の終わりの姿かなと思う」
樹木希林「私ね、結局ね、死ぬときに一番思い残すことっていうのは、子どもとか孫とか世間とかそういうのには一切ないけど、長いこと別居をしながら連れ添った…形だけでもね、夫である内田裕也さんに何か言って逝かないと、何かちょっとこっちの気持ちがね、すっきりしないなっていうのがずっとあったんだけども。それで、この曲(=内田の『朝日のあたる家』)を聴きながら、もし夫が駆けつけてくれたなら、『まぁ、ご親切に。おたくどちらさん?』って言って死にたいんだけど」
中村玉緒「18年目です、夫が死んで。やっとあの人の妻で良かったなと思いましたね」
蛭子能収「オレ死んだらホントどうでもいいんですよね。全然自分の意識が全くないので、どう悪口言われようが、ドクロを蹴られようが」
東野幸治「誰が蹴んの? もうひとりの蛭子しか蹴れへんやん」
阿川佐和子「どう死にたいなっていう気持ちは…?」
所ジョージ「考えたことないですよ。希望はないです。希望したって希望した通りいかないじゃない」
宮沢りえ「仕事を受けたときに、自分がその監督の期待に応えられるかどうかっていうのは、やっぱりすごく葛藤するんですね。でもその葛藤にいつも打ち勝つのが、その人と仕事がしたいっていう好奇心…が、恐怖よりも1ミリ勝つから、お引き受けするし。そっからはもう終わるまでは葛藤の日々。もがいてもがいてっていうのを毎回やってるし。それは舞台でも映画でも一緒で。何か約束されたことってひとつもないので、今やってる仕事を見てくれた方が次の仕事に繋がるから、死ぬまでオーディションみたいなことなんだなって」
星野源「おもしろい詞を書こうって思うと、どうしてもなんかこう、突き詰めてしまうっていうか。生きるっていうことを描きたいなと思ったら、死っていうものまず描いてからじゃないと描けないんじゃないかって思って、そこをちょっと突き詰めてしまう」
妻鹿年季子(木皿泉)「私がずっと若いときから思ってるのは、日常について。日常って子どもの頃はホントに退屈だしつまんないし、14歳ぐらいのときに『いま死んだっていいじゃん』って思ってて、なんでみんなそんな歳とってまで生きなきゃっていう理由が全くわからなくて。思えば、私の人生はそれを知るための人生というか。この人(=和泉)に会って、プロセスなんだなってことがわかるまでにすごい時間がかかっちゃったんですね。ゴールみたいなことが大事だって学校とか教えられるじゃないですか。成果主義というか。でも、勝ち負けというか…その歳をとるまでのプロセスがすごく楽しいんだっていうことが、歳をとっていくごとにわかってきて。たぶんだから、そういうことをドラマに書いてるのかな。だからそんなにテーマ的にどうのこうのとか、あんまりこれを『伝えよう』みたいなことはあんまりなくて。どっちかっていうと私たちは、『伝えよう』って思うのは、ろくでもない感じがして」
ふなっしー「みんなから喜ばれてるうちはがんばろうかなと思ってるから、迷いがあんまりないなしな。とどのつまり、やりたいことやってる最中に死ねればいいかな、ぐらいの感じでやってるなしな」
古美門研介(堺雅人)「死の一つひとつが医療を進歩させてきた。現代の医療は、その死屍累々の屍の上に成り立ってる」「科学は、死に意味があるんです。死こそ、希望です」
赤塚不二夫の娘「笑うってすごく気持ちがよくて、それをすごく父はわかってたと思うんですね。父と母が3日違いで死んだんですけど、先に母が死んで、3日後にホントに父が後を追うように死んで。私その時、ホントにね、生きる気力も体力もなくなってて。私はとにかく2人のお骨の前で毎日毎日泣いてたんですね。そのときにちょうど、追悼で出た赤塚の漫画を何気なくペラペラめくってみてたら、もうすんごいくだらないんですよ。超おかしくて。滅茶苦茶おかしくて。私もう、気がついたら声あげて笑ってたんですよね。そのときに、体からエネルギーが湧いてきて、完全に沈んでた底を蹴って浮上した感じがしたんですよ。ホントに笑うって生きるエネルギーなんだなっていうのは体で実感して。そのときに、パパはこれがやりたかったんだって」
三浦知良「できたらずっとこのままで死んじゃいたいもん。テレビで三浦知良って出たら、『サッカー選手』って肩書でずっといたい」
永六輔「(妻が)末期がんでまもなく危ないってときに頼まれたの。『なんでもいいから笑わせてほしい。笑いながら死にたいから、笑わせてほしい』って。そういうときに徹子さんの話をすると、笑うんだよ。末期がんでも『お仕事中に徹子さんがね…』って言うと、それで笑うの。ずいぶん助かったそれは」
ハイヒール・モモコ「死ぬまでにやり続けたいことは、生放送を出続けたいなと思うんですよ。生放送出れるってね、元気な証拠と思わないですか。みててもね、だんだんおばちゃんなったら、みんなそーっと消えていってるんですよ」
マツコ・デラックス「ズルをして億万長者になった人も、それはちがうって思って死んでいくの。ズルをしないで貧しいまま死んでいく人も、なんで私ズルしなかったんだろうと思って死んでいくの」
キダ・タロー「『これ最高』なんて作曲家が思ったらお笑いちゃいます? 死ぬまで『オレ次絶対ええ曲書くねん』言うて死んでいくんですよ」
藪下小夜子(和久井映見)「量子力学によると、万物はすべて粒子によってできているのよ。つまり死とは、その人を形づくっていた粒子が、気体という姿に変形することに過ぎないの。お母さんの粒子は存在し続けるわ。お母さんは、ここやそこにい続ける」
金慶珠「討論番組に出るときに、いつからか私は、昔のローマのコロシアムに引きずり出される野獣の心境になってたわけ。最初はソルジャーだと思ってた。だからコロシアムに入っていくと、みんなかかって来いっていう、そういうファイトスピリットは確かにあったんだけれども、いつの間にか聴衆の反応をみると、実は私の対極にいる人たちがみんな正義の兵士で、私自身は実は食い殺される役のライオンだったりするわけですよ。ショーですよね、一種のね。で、ショーのなかで、いつからかこのショーを盛り上げる役をどっかで自分がやっていかないと、結局聴衆は、私が何を言ったのか、このライオンは死ぬ間際に一体どういう死に方をしたのかとか、そういうことに対して何の記憶にも残らないんですね。どんなにカッコいい死に方をしようとも、何の感動もないんですよね」
笑福亭鶴瓶「米朝師匠の死生観。生まれるのも日常、死ぬのも日常やと。普段をいかにちゃんと充実して生きとけよってことでしょ」
又吉直樹「生物が始まってアメーバの状態から徐々に進化してきて、今の人間になってるわけじゃないですか。で、親いて、おじいちゃんおばあちゃんおって、ずーっとそんなかの誰か1人でも欠けてたらボクになってない、ってことを考えたときに、もしボクが結婚して子どもが生まれて、ここからまた来た道と同じだけ続いていったとしたら、ボクが死ぬことは…」
明石家さんま「もうええ! 要するに?」
又吉「要するに、ボクはみんなだ」
マツコ・デラックス「歳とったんだよね。ホントに歳とった。だから、ちょっとずつみんな『あら、私変わった』って思って、ちょっとずつ変わっていくわけじゃない。私のこの2,3年の急激な変わりようはね、これほんっとに多分、ほんっとに死が近づいてるんだと思う。びっくりするぐらい自分のなかで、別人格になってきてるの。たぶん犬、猫は飼わない。これでホントに飼っちゃったら、私仕事できなくなってくると思うのよね。なんでこの子置いて仕事行けるのよ、っていうね」
田中泯「たとえば死ぬ瞬間にね、オレはダンスだったって言って死んでいけたらカッコイイなぁって。ダンサーっていうより、オレがダンスだったんだって」
(『笑点』50年目のお題)
桂歌丸「50年を頭につけて、5・7・5の川柳をこしらえていただきたい」
林家木久扇「50年、どんどん司会者死んでいく」
笑福亭鶴瓶「『あの人はこうだった』って言われたらもう嫌。言われんでもいいから、ずっと走っときたいと思う。『勝ったな』言われたら終わりやもん。そんなことはボクが死んでからでいいんであって」
叶美香「ホワイトタイガーとか、すごく保護をしてあげないといけない動物っているじゃないですか。死んじゃうじゃないですか。(姉は)たぶんそういう動物」
スピードワゴン・小沢「オレはじめ27で死ぬつもりだったから。27超えたときに、俺はロックに選ばれなかった、って」
有吉弘行「上島さんは(葬式で)棺桶あけて、熱湯をかけてくれって言うんだ。それでなんにも反応しないじゃん。そしたら『あぁ、竜さんリアクションしないんだな、死んだんだな』って思ってほしいって。でも熱湯かけたら湯引きみたいにならない?」
マツコ・デラックス「(私が)おじさんとして死ぬんだったら、最後ホントに超じじいがいい、どっちかって言ったら。でも(おじさんを)みせないんだったら、中途半端にやんないでがっつり(死化粧を)やってほしいんだよね。いつもよりつけまつげ長いのぐらいのつけてやるか、もう誰だこいつっていうぐらい、くっそじじいの状態で、みんながもうみて『なんだこいつ、こんな顔してたのか』って指さして笑うぐらいに、どっちかに振ってほしい」
ダーツの旅で出会ったおばあさん「これさ、いつごろ(放送)?」
有村架純「6月24日です」
おじいさん「6月じゃ、まぁ死なないから大丈夫だな」
須藤凛々花「哲学者はこういう者って定義してしまうと、もうその時点で哲学者でなくなってしまうんですよ。だから哲学者っていうのは、自分の生を生き抜くことなので、死んで完成するんですよ」
江頭2:50「オレは、テレビで死んでもいいと思ってんだよ」
(土屋太鳳について)
清水富美加「いつ死んでも天国に行くぐらい、すごいいいコなんですよ」
中居正広「この70年間、日本人って戦地で死んでないんですよね。これやっぱりすごいことだと思うんですよ」
(1985年放送回。満州引揚前夜、カミソリを首に当てて寝る)
宮尾登美子「遠くからワイワイ声が聞こえるんですね。あれがずっと近寄ってきたら、私たちの最後だなと思ってね、そのときを待ってるんですね。でも怖くなかった。全然恐ろしくなかった。だってそのころはみんな、同い年の人たちは戦争で死んでるでしょ。だから私たちは生き延びたことについての、ひとつのなんて言うか…後ろめたさがあるのね」
マツコ・デラックス「負い目があるんだよねアタシ。何かを乗り越えてきた人に対する。ドラマティックななにか…それがたとえポジティブなことだろうがネガティブなことだろうが、最近すごいそれを求めてる。このままこんな感じでずっと死んでくのかなって思うと…」
オードリー・若林「(南海キャンディーズの山ちゃんは)すごい勉強してるんですよね、ツッコミとか。今日自分のよかったツッコミと、あと先輩のよかったツッコミとか書いて寝るんです、毎日。それ客観的にみてて、ずっとこれやったまま死んでくんだろうなと思った。誰かと愛し合いたいです」
バカリズム「長生きはいくらでもしたいですね。いろんな科学の進歩をみれるじゃないですか。これからいろいろスマホとかもグレードアップしていくのに、死んだらそれ、みれないじゃないですか。すごいおもしろいマンガ出たらどうしようとか」
又吉直樹「ボク、1999年で19歳になることが決まってたんです。そのときに(ノストラダムスの大予言で)世界が終わると思って生きてきたんで、中学ぐらいのときに歯医者行くかどうかで…でも死ぬしなと思って行かなかった。行かなくて苦労してるんですけど、いまだに」
有吉弘行「ただ死ぬんだよ。われわれはただ死ぬんだよ」
(ブログを書きはじめた動機)
中川翔子「せめて生きた証を残してから死のうって思ってたんですよね。残したかった、知ってもらいたかった、言えなかったことを、本当はこれが好きだったってみてもらいたかった。でも、みられるっていう意識もそこまでないからこそ、何回もはけ口としてバーっと言えてた。あんまり人にみられてる意識もなかったんですが、でも、ひっそり死ぬのも嫌だったのかもしれないですね」
華原朋美「結局、生きるか死ぬかでしょ、この世界」
ローラ「徹子さん泣いたことは?」
黒柳徹子「アタシあんまり泣かない。でもこないだお友だちが死んだときちょっと泣いた」
ローラ「それは悲しいね(合掌)」
岩井志麻子「アタシが死んだら遺灰はMXにも撒いてほしい」
志村けん「舞台で、一番最後は寝てるシーンで、拍手と歓声があって、幕が下りて、『お疲れさまでした』っていうときに死んでるっていうのが、一番いいね。で、みんなが大騒ぎになったときに『ウソだよ~ん』って」
黒柳徹子「どっかの動物園に行ったときにね、水のなかに、泥のなかに顔を出してトラが入ってるのをみたんですよ。そのときにね、『あ、トラはライオンより嫌だな』ってアタシは思いました。どうせ噛まれて死ぬならね、ライオンのほうがまだいいと思って」
明石家さんま「突き詰めたら笑いはひとつなんでね。ここへたどりついたらダメなんですよ。笑いっちゅうのはワンパターンなんです。緊張と緩和だけなんですよ。突き詰めたらそこだけなんです。枝雀師匠はそこで考えすぎはったんですね。だから、そこまで行ったらあんま考えないようにして」
西加奈子「そこブレーキかけてらっしゃるんですか?」
さんま「ブレーキかけてますね」
西「それちょっと鳥肌たちました。生きるためにですよね」
さんま「笑いと自分の死を比較すると、自分の生きかたのほうが、生きるほうが大事でしょ」
西「それすごい話ですね」
さんま「すごくないですよ。そういうもんですよ」
西「そこがみえてらっしゃるってことですよね。オレ行ってもうたら死んでまうってことでしょ?」
さんま「そうそう。考えすぎたらね」
(葛飾北斎は90歳で死ぬときに「あと5年あったらオレは本物になれた」と言ったという話)
西加奈子「さんまさんも言いそうじゃないですか?」
明石家さんま「もっとおもろいことできた。たぶんそう言って死んでいくと思う」
(2022年までのスケジュール帳を持つ)
日野原重明「死ぬわけにいかないの」
養老孟司「おふくろが医者だったんですけど、やっぱり医者(になるの)はダメですよ。だって患者さんうるさいでしょ、まず。あっち痛ぇの、こっち痛ぇの言うじゃないですか。死んだ人はなんも言わん」
ピース・綾部「この世界に入ってきた理由が、ひとりでも多くの女性を抱いて死んでいきたいうふうなことを掲げて入ってきてますんで。女性のことに関しては、そこだけは負けられない」
岡本夏生「マンションは決め事がいっぱいあって、私みたいな人はマンションではちょっとダメなのかなと。とは言っても一軒家もゴミ出しの問題とか雑草の問題とかあって、一軒家にも対応できない人間で。最後は犬小屋で死んでいきます」
金田朋子「もし私が死んだら、声帯がどうなってるかみてみたいみたいなことをお医者さんに言われた」
桃井かおり「優作みたいに死んでしまえば伝説になるからいいけど、アタシのように生き延びなきゃいけない人間は、やっぱりちょっと辞めたかったり…。半分アメリカに住んでるのは、どうやって消えようかっていう作戦でもあったんですよ」
古舘伊知郎「私はいまこんな思いでいます。人の情けにつかまりながら、折れた情けの枝で死ぬ。『浪花節だよ人生は』の一節です。死んでまた再生します。みなさん本当にありがとうございました」
マツコ・デラックス「ピアノ弾けるようになるか英語話せるようになるか、どっちかは死ぬまでにやりたいなと思ってるのよ」
(映画『愛のむきだし』の撮影のときの話)
満島ひかり「とにかく怒られる。何をやっても。何かやったら『アイドル!』とか言われて。『顔が決まってる』とか。でも、お芝居が好きでやりたかったけど、イメージはここ(=頭の上のほう)にあるんだけど、できなくて。その殻をむちゃくちゃにみんながこう、大人たちが総出で剥がしてくれた感じがして。ホントに、明日死ぬんだなと思って、今日を生きて、次の日起きて、まだ生きてた、じゃあ明日死ぬんだなと思ってまた今日生きて、はぁ、生きてた、っていうのが、撮影中毎日。いっぱい泣いたしいっぱい笑ったしいっぱい怒ったし、いっぱい叫んでいっぱい考えてっていうのを…もうなんか、産声をあげさせてくれたみたいな」
林家木久扇「司会者はなるもんじゃない。ナンバー2が一番いいの。司会者は死んじゃうの」
二階堂ふみ「誰にでもわかれがあって、わかれがあるから出会いがあってとか。誰にでも死ぬときが、最後があってっていう。でもそこが、まだ全然みえてこない」
板尾創路「オレ、いまぐらいの感じがちょうどええわ。このままずーっと120歳ぐらいまで生きたい。120まで生きたらええわ。『ごめん、明日死ぬわ』って言うて、『おやすみー』って言うて死にたい」
(神無月と一緒にゴルフを回っているときに急性大動脈解離が発症し生死の境をさまよう)
笑福亭笑瓶「『神奈月、悪いけど最後の言葉聞いてくれるか』って死にものぐるいで言うたら、神無月くんは『嫌です』って言うたんです。嫌ですってどういうこと?って思ったら、その後言葉を立て続けに『死なない死なない死なないです。生きます。笑瓶さんがんばってください。ボクは聞きません、嫌です』って言うてくれたんですよ。そらそうやなと」
増田セバスチャン「われわれの世代だと、ノストラダムスで終わると思ってた」
平井堅「思ってました、ホントに思ってました。ボク27で死ぬって決めてました」
前田司郎「生きてるって結局死に続けてるってことなんですよね。今こうしてる時間も、生きてるって実感がありますけど、でも実際にはこの時間も死に近づいていってるじゃないですか。死っていう終わりに向かって近づいていってるわけだから。これは生きてるんじゃなくて、実は死に続けていってる。でもなんで実感としては生きてるって実感を感じるんだろう。そこが人間の方便っていうか、それがないとみんな死んじゃうんじゃねぇかなって。生きてるって実感がないと死んじゃうから。そこが人間のカッコいいとこだなって思うんですけど。いつか死ぬってわかってて、死に続けてるってこともわかってるのに、生きてるってことが、意外とカッコいいなって。人間イケてるな、みたいな」
井上陽水「優秀な人は、なぜ自分が生まれてきたのかとか、なんのために生きてるのかとか、どういうふうに死ねばいいのかとか、いま自分が世界のためとか世の中のためとか、愛する人のためとか、憎しみをもってる人のためになにをすべきかみたいなことはね、目的意識っていうものを割合、明確につかんでるようなね。もちろん宗教なんかに入ってる方もそういうのが割合、明確でしょうけど。まぁこう言っちゃなんですけど、(私には)こういうところでお聞かせできるような目的意識みたいなものが、まぁ見当たらないっていってもいいですかね。ですからそういうのをもってる人に会うと、感動もするし感激もするし憧れもあるし、場合によっては、軽蔑もありますけどね」
マツコ・デラックス「ずっと繰り返しおっぱいの大きい外人のもの(の音楽)を聞いてるのよ。ずっと。たぶんそれが好きなんだろうね。マライア・キャリーを聞いて、ブリトニー・スピアーズを聞いて。たぶん、これをずっとやってくのよ。で、パッと死ぬのよ」
高橋真麻「マリンスポーツとかしないんですよ。死のリスクしかないと思ってて」
森本レオ「幸せっていうのは、死ぬまで愚かでいられるか、愚かを楽しめるかどうかってことだから。ボクみたいに結婚の本質みたいなこと考えちゃうと、不幸になっちゃうんで」
川上未映子「恐ろしいのは誰かと示談して、死なないことをないことにはしてくれない。絶対に死ぬんですよ。これやばくないですか。全員死ぬんですよ。全員死ぬっていうか、これじゃ伝わらないんですよ。今テレビで聞いてる人も、何あたり前のこと言ってるの、って思うと思うの」
ブラックマヨネーズ・吉田「酒は毎晩飲んでます。毎晩気絶してますね。だからオレ、枕がレンガやったら毎晩死んでるんです」
マツコ・デラックス「四柱推命を20代のころ大阪でやったときに、35歳でその先が見えないって言われたの。本名で見てもらって。でも、死ぬのとは違うって言われて。後から考えたらアタシ、35ぐらいから要は、マツコ・デラックスとしてしか生きてないのよ。本名としての仕事とか人格とか、ほぼその時になくなってるんだよね」
マツコ・デラックス「偽善になっちゃうかもしんないけど、生きたからには世の中の何かしらの役にたって死にたいって思うわけですよ。で、そのためには何が必要かって考えた時に、力を手にしなければ何もできないし、何も変えられないって思ったの。その時に、世の中の声みたいなもの…ってそりゃ一人ひとりの声を代弁することなんてできないけど、こんな私みたいなの、道化師みたいなもんじゃない。だからこれを使ってくれて、アタシは自分のことを言うんじゃなくて、こんなことをこの人たちは言って欲しいんじゃないかなっていうのを、ウソをつくわけじゃなくて、自分のなかにあるものとそれが合致したときに、それを放出する役割をするしか、私が世の中の人に認めてもらうこともできないし。何かできることになったときは、自分の私利私欲じゃなくて、何かひとりでもいいから誰かのためにその力を使いたいと思って、いま、嫌らしく生きてます(笑)」
宇多田ヒカル「日本語の私の入手方法というかインプットソースが、主に純文学であったりとか、詩であったりとか、もしくは古い歌謡曲の、まぁ母親の仕事のつながりで聞くことがあったりとかで。生と死とか、なにかドロドロした人間の本質とか、そういうのから影響を受けてたんだと思います。ポップソングとか現代の日本の歌を全くと言っていいほど聞いていなかったんで。だってだいたいこう、現実逃避の音楽じゃないですか。それか、恋愛にすべて意識集中しようよみたいな、それが全てさみたいな。恋愛至上主義だったりとか。あんまりそそられないですね、それには」
(座右の銘を聞かれて)
明石家さんま「生きてるだけで丸もうけ、っていうのは世間のみなさんも知っていただいてますけども。あとは、ワクワク死にたい」
鈴木敏夫「宮さんが絵コンテ描いて死んじゃうと。そうすりゃ映画は大ヒットですよ」
宮崎駿「オレが死ななきゃいけないじゃん」
三遊亭円楽(VTR)「やりたい芸をやりたいだけやって、あっちのほうへ行ってください。死ねませんよ」
桂歌丸(スタジオ)「いまからお約束しておきます。私があっちのほうへ行くときは、あの人を道案内に連れて行きますからね」
古舘伊知郎「死にゆくときに聴きたい曲は、自分のしゃべりなんだよ。自分という自我が絶えていくとき、なくなっていくときに、最後の自我が実況して魂を送り出す」
中居正広「ボクら死ぬわけでもないので。またいろいろとお仕事させていただくこともあると思いますので」
ぱほりん(YOU)「全員が当たり前のように、幸せに1人の人とずっと連れ添って子どもを産んで、孫に囲まれて死ぬとは限んないじゃん。だからそんなことをできない自分がダメだって、思わないでほしいんだけど。しちゃいけないのは、人を傷つけることだけだから」
明石家さんま「『神』と『死ね』はちょっと使いすぎ」
川口春奈「阿部さんが黒いマントを背負って、阿部さんにタッチされた人は死んでいく、っていう」
(たけし軍団の助ける/助けないの境界線)
つまみ枝豆「『死んじゃう死んじゃう』って言うときはホントは死なないと思ってる。『ホントに死んじゃう』って言うと、こいつホントに死にそうなんだなって助ける」
巻真紀(松たか子)「私たちは4人で出会ったじゃないですか。このままみんなと一緒にいたいんです。死ぬなら今かなってぐらい、今が好きです」
伊集院光「労働において長時間仕事すること、サービス残業からの過労死ってひどい話なんですよ。だけども、自分はこれが天職で、これをやればやるほど楽しくて、みたいなバランスのとれてることは、時間を忘れてやってしまうんですよ。これを混同することでとても残酷な結果が起きたりとか、そこの境目がわからなくなっちゃってる人たちのなかで、すごく苦労が絶えない」
北野武「禅宗とかそういうお坊さんの言うように、人間は生まれて飯食って死んでいくこと、これが人間ですって言われると、確かにそうかなぁと。その中にいろんなことがついて回る。その一部を切り取って恋愛映画撮ったり、暴力映画撮ったり、何かに感動する親子の関係を撮ったりするけど、所詮人間は生まれて死ぬことっていうことになっちゃう。その単純さを、いかにアーティストとしていろんな人が広げていくか。どこの部分にポイントとかスポットをあてるかの勝負じゃないかなぁ」
星野源「死んだ先はもう何もないんじゃないかなって、ホントに死にかけて気づいたので。なるべく楽しく生きていきたいなっていう」
プリンセス天功「(先代から)死んだらいけない、生きてもいけない、そのギリギリをいけって言われてました」
木村拓哉「簡単に"死"という言葉を使うな」
伊勢谷友介「人類が地球に生き残るための株式会社をやってんですよ」
滝沢カレン「なにそれ」
伊勢谷「気づいてました?松本さん。地球上で人類だけが自分が死んだ後のことを想像できて、そこに対して行動できるんですよ。っていうことは、人間が人間であることの証明は、未来を心配してなおかつ行動に移してからこそなんですよ」
滝沢「なにそれー」
(夢は何かと聞かれて)
松本人志「死んだときにね、お葬式にね、すっげぇ芸人にいっぱい来てほしい。まぁ芸人というか、タレントさんというか、芸能人の人たちに。っていうのは、ちょっと思うんですよね。そうすることによって、うちの娘とかに、パパって割とすごかったんやぁ、って思うことしかないかなぁっていう」
山本直樹「閉じた集団では言葉がどんどん先に行っちゃうんですよね。人よりも言葉の方が重たくなっちゃうから、人の命はどんどん軽くなっちゃう。人は死んだらもう二度と蘇らないけど、言葉はさ、1回死んでも蘇ったりするから、言葉の方がありがたくなっちゃう」
ビートたけし「死ぬ間際(の赤塚不二夫さん)に呼ばれて新宿のホテルへ行って。飲んでたもんね。まだ飲んでんだもん。『一杯行こうか』なんて言って。『なんで飲んでんの?』って言ったら、『だって飲むしかないじゃん』って」
サンドウィッチマン・伊達「もしサンドウィッチマン富澤が何かあったとするじゃないですか。なんかこう、まぁ死んだとするじゃないですか。そしたらボク、この世界辞めますしね。1人ではやらないです」
雨上がり決死隊・宮迫「蛍原さんが死ぬとするじゃないですか。普通にボクやりますけどね」
有吉弘行「(オレが)死んだら別にゴミに出してくれたっていいぐらい。区が許すんだったらね」
出川哲朗「ダチョウの竜さんとよく話してるのが、死ぬときは最後、今まで自分たちいろんな危険なことやってきたんだけど、竜さんと一緒に罰ゲームで、低周波、ビリビリで2人同時に死んで、2人で合同葬儀っていう話は。散々危ないことやってんのに、こいつら結局低周波で死ぬのかよー、っていう。で、芸人にみんな来てもらって、笑ってもらいたいな、っていうのはよく話してますね。夢は番組で死ぬのが。いやもう絶対番組の人にはご迷惑しかかけないんだけど、夢はそれですね。究極は」
黒柳徹子「いい恋愛をするとね、たとえばその人と別れても、その人が死んでも、いつまで経っても生きることができるんですよ」
太田光「これでオレが『たけしは死にました』つったら、また怒るわけでしょ?」
水道橋博士「怒るけどさ」
神田松之丞「私が仮に死んでも、私は弟子がいないですけど、後の人につないでいけるし、ボクもそのリレーの一部になれるっていう。ボクは消えてしまうかもしれないけど、完全に消えたわけではない。伝統芸能ってまさにそうだなと思ったんですよ。つまりその、死んでる過去の名人上手たち、いろいろものを書いてくれた人を背負って、いま私がバトンを渡されてると。で、また次の人たちに自分が死んでバトンを渡すんだっていう。つなげていくものっていいなっていう」
(小説が書けなくなった時期の話)
いとうせいこう「理路整然としてたり、ある物語をつくったりすることがもう嫌になっちゃった。現実とちがうもん。現実はもっとデタラメなもんじゃない。ボクがよく言ってんのは、『コップが落ちたので割れた』っていう、その一文を書こうとすると吐き気がしちゃうの。コップが落ちたことと割れたことは別でしょ。それをつなげないと人間は狂っちゃうから、しょうがなく因果関係を全部に見出してるけど、人生なんていきなり死んじゃう人は死んじゃうわけだし、いきなりこれ(=船)がストップして沈没しちゃうこともあるわけだし、上から飛行機が落ちてきて終わりでしたとか、あるわけじゃないですか。でもそれは小説に書くとウソみたいって言われちゃうんですよ。そしたら全然これ、書くべきことなんて全然ないじゃんってなっちゃった」
若井ふたば(満島ひかり)「夢とか追いかけても、ミサイル飛んできたら死んじゃうんだよ」
平野レミ「不思議ですよ。(長男の)唱のところに行っても(次男の)率のところに行ってもね、うちで食べてるみたい。つながっていくんだなぁって。私が死んでもその味があーちゃん(=次男の妻)に伝わって、その子どもに、子どもにって。食のDNAってこういうことじゃないかなと思うの」
平山夢明「ツライことがあって死のうとか思ってる人がいた場合は、ツイッターとかに連絡するより、命の電話にかけてもらいたい。命の電話でも、みんなボランティアで厳しい状況でやってるじゃないですか。こういうものこそ公的な援助を入れてもらいたいですよね」
片岡鶴太郎「街場のラーメンって20年ぐらい食ってない。いま食べたらたぶん死んじゃうと思う」
井上陽水「死に場所は舞台だとかね、後ろに倒れないで死ぬときは前に倒れるようにとかね、死ぬまで漫才を忘れてませんでしたとか、まぁ、とかくそういう言い方をして、そういうことが立派だっていうような言い方あるよね、日本って。そこにも一石を投じたいんだけどね」
博多華丸「どこでお亡くなりになりたいんですか」
井上「布団の中だよね」
持本舵(阿部サダヲ)「死んでもいいっていうのは、生まれてきてよかったって思えたってことだよ。生まれてきたよかったって思ったことないうちは、まだ死んでもいいっていうときじゃない」
小林亜星「これからあの世へ行く前にね、やせてみたいんだけどね。いま努力してるんです。最後はモテて死にたい」
瀬戸内寂聴「書きながら死ぬのが理想なんですよね。朝、この人(=秘書)が来て、起こそうと思って、『あ、死んでる』っていう。それが理想なの」
平野レミ「(お父さんの)骨食べちゃったからさ、アタシさ。うちのお父さん死んじゃったのね、だいぶ前ね。で、死んじゃってさ、燃やしちゃったらさ。(骨を)箱の中に入れちゃってさ、はいじゃあって言ってさ、袋に入れてさ、いった後さ、アタシさ、ふっとして最後にふっと、まだお父さんがさ、(台の上に)残ってんのお父さんがちょんちょんちょんって。お父さんって、いるじゃんまだ、なにお父さんって言ってさ、ちょんちょんちょんっていってさ、骨とってさ、ペって。お父さんと一心同体になったと思ったの。それでさ、しばらく夕方よ。夕方なんかさ、なんかこのへんにひっかかってるから歯を(ほじくったら)お父さんが出てきた。二度会えちゃったわよ、お父さんと」
有吉弘行「オヤジが死んだとき、1日も引きずらなかったな。すぐ風俗行ってた」
大杉漣「いつかボクも、ね、そういう意味ではすごくリアルに考えなきゃいけない死というものがあるんでしょうし。考えるってわけじゃないけど。ただボクね、死にたくないとも思わないし、と言って死にたいとも思わない。死ぬっていうことがわかってるってだけであって。死ぬまでの間にね、俳優としてどれだけできるかっていうことは、わからない」
サンドウィッチマン・伊達「実はボクらのネタって『死ぬ』っていう単語が結構出てくるんですよ。それは(東日本大震災で)やめましたね。やっぱそれ簡単に出せないなっていうか。ここの(2人の)中でもそれを言いたくなかったっていうのが、あったりしましたね」
本谷有希子「若いころとか私、めちゃめちゃ他人に厳しかったんですよ。ハタチで劇団つくってるんで」
YOU「死ねとか言ってた?」
本谷「言ってたかもしんない。でも段々歳を重ねるにつれ、人の心の痛みがわかってくるにつれ、昔ほど人でなしのような言葉がかけられなくなって。優しくなったと同時に、表現者として何かを失ったなっていう感じはありました」
デヴィ・スカルノ「目標105歳で、100歳生きて、1世紀をみて死にたいなと思ってます」
黒柳徹子「そりゃそうですよね」