2023年もテレビをたくさんみました。そんなテレビを振り返る意味で、2023年のテレビで見聞きした「テレビ」という言葉を含む発言を並べてみました。
テレビをみるときにつけている書き起こしのメモを「テレビ」で検索し、ピックアップし、羅列しています。毎年やっています。
テレビのなかの「テレビ」をめぐる群像劇。矛盾したり予期せぬところでつながったりする言葉をただ時系列順に並べることで、テレビのいろんな側面が浮かび上がってきたら。そんな狙いがあったりします。いや、本当はそんな狙いはないですけど、なんだかおもしろいなと思うのでやってます。
ということで、以下、2023年の「テレビ」を並べる。敬称略で。もちろんバラエティ方面や芸人方面への偏重などいろいろバイアスありで。
村重杏奈「私、テレビに出ると、ちょっと調子の悪いトリンドルって言われることが多くて」
『あちこちオードリー年越しSP』2023年1月1日
向井慧(パンサー)「(今年の目標は)ラジオに飲み込まれないようにしようという。ラジオとうまくやっていきたい。今もう飲み込まれてるんで。(オンエアは)1月1日ですよね。2日から朝のラジオが生で始まるんですよ。4日後にNHKで9時間の生放送が待ってるんで。今は飲み込まれてるんで、プライベートとかでもちゃんとするという。プライベートが充実してなさすぎて、明後日プライベートでピアス開けに行く予定を入れてる。もう自分に穴開ける以外やることないんですよ。ラジオだから見えないんで」
若林正恭(オードリー)「テレビ出るときどうすんの?」
向井「とりあえず1月9日までがラジオの仕事で、10日からテレビがあるんで、9日までつけます」
『あちこちオードリー年越しSP』2023年1月1日
松丸亮吾「(兄の)DaiGoがテレビに出るようになって、フォークとか曲げるようになったのが中学生ぐらいだったので、やっぱりこう、家族では比較されるじゃないですか。僕、2022年で27歳になりまして、DaiGoから『誕生日おめでとう』ってLINEが来たんですよ。めずらしいなと思って。その次のメッセージが『27歳は俺が芸能界を去った年だよ』って」
『あちこちオードリー年越しSP』2023年1月1日
村重杏奈「(現場に)いるだけで成り立つ人っているじゃないですか。話さなくてもおもしろいこと言わなくても、いるだけであの人いいよねっていう。っていうのになりたかったんですよ。テレビのお仕事何回かいただいて、自分も楽しくておしゃべり好きだからいっぱい話しちゃって、正直にいっぱい話しすぎたら、この人なんでも喋ってくれるみたいな感じになっちゃって。何か番組に出るたびに新しいエピソードトーク、正直な話をしなきゃいけない人になっちゃったんですよ」
『あちこちオードリー年越しSP』2023年1月1日
(岡野陽一と一緒に中継を担当)
山添寛(相席スタート)「僕たちが2人でテレビに出てるとき、画面からニコチン出てるので離れてみてくださいね」
『爆笑ヒットパレード』2023年1月1日
生方美久(脚本家)「テレビが普通に好き。地上波でやってる連ドラは1話は基本全部みる。特に映画よりもタイムリーじゃないですか、ドラマって。今つくられてるものって思うと、自分が最近ですけど作り手になったせいもあって、新しいものがみれるっていうのが、私は配信よりテレビのほうが感じる」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
佐久間宣行「20代後半ぐらいのディレクターがまたおもしろくなってきた。テレビが明確に元気じゃなくなった時代にあえて入ってきた人たちだから、根性が違う」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
加納(Aマッソ)「最近すごい思うのが、40代以上の人のほうが、なんかわかってると思われたすぎて、『テレビなんか終わりだよ』みたいに言いません? 逆に20代とかの方のほうが、まだテレビでやれることを探ってたりとか」
竹村武司(放送作家)「テレビの華々しい時代を見ちゃってるから、それと比べちゃうんでしょうね」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
大森時生(テレビ東京)「個人的に、テレビがいま一番ハードルが低いんで、おもしろいことがやりやすいとは思ってますね。基本ベース、YouTubeとかNetflixのほうがおもしろいと思われてるので、テレビでちょっとおもしろいことやると、すごくおもしろいと思われやすいというか」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
竹村武司(放送作家)「昔のほうが衝動で(番組を)つくってるような気がする。何でこれやんの?とかよく言われるんですよ。こっちがおもしろいと思ったからだけじゃダメなんだ、っていう。いま時代性がこうだからこうですよ、とか。いま世の中の人って、たとえば40代、50代の女性はこういうのに興味があるからこうなんです、とか理由が必要になっていて。もうちょい昔のテレビって、おもしろいからやってんだけど、っていうか。もっと雑に作ってたっていったら言い方アレですけど、もっと作り手が衝動で、これがおもしろいからやってるんだっていう気持ちが昔のほうが強かったなっていう印象がちょっとあります。昔はそれでもみんなテレビをみてたんだと思うんですよ。だんだんテレビがみられなくなってきたときに、さてどうするってなったときに、マーケティングみたいなのが導入され。これが本格的なマーケティングなのか、なんちゃってマーケティングなのかはわかんないんだけども、なんとなく必要なんですよ。だからこれを作ろうっていう理屈が必要になってきたなっていうのは。ホントに作り手がおもしろいと思って作ってらっしゃるのかしら、みたいなのが多いんじゃないか」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
大森時生(テレビ東京)「僕がテレビでやりたいことは、感情を強く動かしたいっていうのがやっぱりあって。言い方難しいんですけど、見たあとに吐き気を催させたいというか。笑ったあとに笑ったことを後悔して吐きそうになるっていうものをつくりたくて。基本的に嫌な気持ちにさせたいっていう欲が強くて、テレビをみた人を。その欲が僕のなかで一番最上位にある欲なので」
小山テリハ(テレビ朝日)「そしたら私は吐き気を催した人たちが帰って、最後消す前にここでとどまるそういう番組を作れたら良いかなって、ちょっと思いましたね」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
milet「テレビが一番緊張します」
上白石萌音「私もテレビが一番怖い。テレビの生放送とかバラエティの収録が一番怖い」
フワちゃん「え!そうなの? バラエティの収録って東野さんがずっとしゃべってるだけだから」
上白石「台本がなくてどこに行くかわかんない、何が起きるかわかんないって一番怖くないですか? セリフをください、みたいな」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
えなこ「タレントさんがテレビ出るじゃないですか。バラエティだったり情報番組だったりニュース番組だったりいろいろあると思うんですけど、そこで発言したことが切り取られたりして、SNSに乗せられて拡散されて、すごくそのタレントさんが叩かれてしまうっていうのをよく見ることがあって。今まで以上にメンタルを傷つけてる人がいるんじゃないかなって思うようになって。もうちょっと番組側でもなんとか守れないのかなとか、フォローできないのかなとか思ったりしますね」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
向井慧(パンサー)「(2023年は)細部にすごい熱量がこもった番組にちゃんと出たいし、細部にこだわることがちゃんと結果につながるっていうことが、どんどん伝わっていけば、テレビめっちゃおもしろい番組できるんじゃないかなと思いました。熱量がある番組に、おんなじ熱量で出たいなって思います」
『あたらしいテレビ2023』2023年1月1日
盛山晋太郎(見取り図)「ある日の(NSCの)授業で『お前らテレビで浜田のツッコミ見たことあるやろ』って講師の方が。『あれってタレントとか芸人、パーンって叩かれてるけど、あれホンマは何も痛ないねん』って言われて。『浜田の叩きは手首のスナップと、乾いた音を出す技術を得てる』と。僕らNSCのとき、ツッコミの素振りの授業があったんですよ。相手は痛くないけどおもしろい音が出るっていう。ほんで全員ずっとやってたんですけど、ずっと痛かったんですよ」
『新春ツッコミ芸人総会』2023年1月2日
(テレビにたくさん出る方法について)
春日俊彰(オードリー)「まずこれをしなきゃいけないのよ。テレビに出たいと言う。そうするとやっぱりいろいろお仕事のお話をいただくんですよ。ただ、全部に出ることはできないわけじゃないですか。そうするとどうやって出たらいいかというと、やっぱり、効率よく出る。これは非常に考えましたね。1日地方のロケとかだと効率が悪いのよ。始発で行って、終電で帰ってくる。それだと1本にしかならない。だから春日がやったのは、VTR出演とか、コメントとか、あと電話出演ね。一番いいのが、生放送なんだよね。絶対終わるじゃん。そうするとその前後のスケジュールも入りやすくなるわけです。終わる時間が決まっているから。ホントに一番いい方法、具体的に教えますよ。『バゲット』の準レギュラーになる」
『街頭ホワイトボード先生』2023年1月2日
(マジ歌)
渡辺隆(錦鯉)「♪ 準備が何ひとつ 追いついていない いろんな番組呼ばれるが 何故呼ばれたかわからない 『有吉の壁』のネタ出し 追いついていない 『逃走中』じゃ走れない 何故呼ばれたかわからない 夢にまで見たテレビひっぱりだこ だけど何だろう やりたいこと何もねぇ たまにキャバクラ行っても 話すことは関節が痛い」
『ゴッドタン 芸人マジ歌選手権』2023年1月3日
峯岸みなみ「(若いころに”ブスいじり”されたときは)テレビに映れたとか、笑ってもらえたとか、うれしいことがあるので自分を保てるんですけれども、数年後ふと、自分のことを『私ってブサイクだな』とか、『自分はアイドルに向いてないんじゃないかな』とか、そういうふうに思うようになってることに気づくんですね。それが振り返ると、ブスいじりを散々されたから私はこうなってしまったんだっていうことに気づくんですよ」
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』2023年1月3日
峯岸みなみ「ちなみに、若林さんや澤部さんは、アイドルグループの番組のMCをやられていますが、何かメンバーを特別扱いするような笑い、やってませんか?」
若林正恭(オードリー)「めちゃめちゃやってるよ俺は。めちゃめちゃ贔屓してるもん」
澤部佑(ハライチ)「それもダメなんだ?」
峯岸「それは数年後、効いてきます」
若林「数年後、効いてこいやって思ってんのよ」
峯岸「どういうことですか?」
若林「視聴者に向けてやってんだもん、こっちは。それでギャラもらってんだから。贔屓はするけど、君は下がっててとかはやりますよ、それは」
峯岸「それはもう、下がっててって言われた子は、港区でクスリ漬けになっちゃいます」
澤部「もうちょっと抑えてくれ」
若林「だって、贔屓しなかったら1人しか映らないもん。贔屓したら2人映るんだもん、テレビに」
『しくじり先生 俺みたいになるな!!』2023年1月3日
(川口浩探検隊について)
古舘伊知郎「ナレーションしながらジーンと来たのは、カッコいいなーと思ったんだけど、テレビらしいと思ってグッときたのは、『ターザンは実在した!』っていう。ずっとコマーシャル前で煽って、遠くのほうで、それこそシマウマが地平線に太陽が沈む前に横断するなんて典型的なアフリカの映像のときに、腰みのみたいなのをつけたターザンが、トラの皮だかライオンの皮みたいな。『ア~ア~』ってフッといって、『ターザンは実在した!』ってパッとコマーシャル入る。それを何回も繰り返して、最後ターザンの暮らしていた小屋、そこに踏み込んで、さっきまでいたような、みたいな。ナレーションが『さっきまで実在した』。で、最後、引き画で『ア~ア~』ってかけながら、ターザンがバーッと遠く地平線を走るんですよ。全部やり終わって放送も終わって、プロデューサーの人に『ターザンは何なんですか? あの映った人は』って聞いたら、『あれは動物保護地区の管理人の人にやってもらった』。そんな時代です」
市川紗椰「おおらかですよね。見てる人もそういうものとして」
太田光(爆笑問題)「テレビなんてそんなもんだって思ってましたよね。今のほうがテレビを上のものとして捉えてるんでしょうね、きっと」
古舘伊知郎「あるいは自分と同じ地平までおろしてるぶんだけ、なんかあったら許さないからなって」
『古舘伊知郎のいまさら昭和~愛すべき愛しき日々~』2023年1月7日
(昭和とは)
田中裕二(爆笑問題)「俺がイメージするのは、土曜日とかのイメージ。僕の場合は『全員集合』とかそういうテレビの番組があって、それが楽しみで明日は日曜日で休みみたいな、前夜祭的な。やっちゃったらおしまいだから、もったいなくて。その前、直前の感じ。楽しみが次から次にくる、そんな感じ」
『古舘伊知郎のいまさら昭和~愛すべき愛しき日々~』2023年1月7日
太田光(爆笑問題)「僕らがデビューしたのが1988年で、まさに昭和の最後なんですよ。自粛ムードの時に僕らがデビューしたんですよ。昭和天皇が下血されて、『おげんきですか』って井上陽水さんのアレが口パクになっちゃって。バラエティが全部なくなったときに、この不謹慎なアレが、一番やっちゃいけない時期にデビューして。それで結局、すぐ平成に変わって。そっからなんですよ、僕らの芸能人生って。だから言ってみりゃ、昭和っていうのは僕らにとっては視聴者のときの思い出なんですよ。昭和でテレビのこっちで茶の間で見てたのを、平成であっちでできるかと思ってたらこのありさま、って感じです」
『古舘伊知郎のいまさら昭和~愛すべき愛しき日々~』2023年1月7日
(約2年ぶりにコンビでテレビ出演)
中田敦彦(オリエンタルラジオ)「(アンジャッシュの)渡部さんはもうテレビ出てるんですよね? TKOの木下さんは許されてるんですか?」
『サンデー・ジャポン』2023年1月8日
マツコ・デラックス「女子アナになるようなやつの根性は嫌いだけど、おもしろいはおもしろいよ。ただ、2022年に女子アナ試験を受けようって思うのは一線級の女ではないわよね。10年前ぐらいまでは女子アナ目指そうって人は、日本中の女子大生のトップオブトップが来てたわけよ。いまこの2022年に、この斜陽産業のテレビ局でね、女子アナをやろうって思うのはやっぱりちょっとね、おバカさんなのかなぁ」
『ぽかぽか』2023年1月10日
マツコ・デラックス「縁起でもない話だけど、年末年始お休みだったじゃない。ずっと、みんなが困らない程度に、インフラがおかしくなってテレビが放送できない状態になってくださいって祈ってた。誰も傷つかない、誰も困らないけどちょっとインフラがおかしくなって、テレビが半年ぐらいお休みになってくださいって。そしたら私休めると思って。なんで叶えてくんないの? 私のお願い」
『ぽかぽか』2023年1月10日
野田クリスタル(マヂカルラブリー)「テレビもおもしろがって地下(芸人)特集とかをやろうとするんですけど、ホントの地下はよくないんですよ。ホントの地下っておもしろくないんですよ。新鮮な魚介と同じで、マジで新鮮なものって臭かったり苦かったりするじゃないですか。ガチでおもしろくない芸人が多いんですよ。出てる新鮮っていうのは、ちゃんと加工されてたりとかおいしくしてあるんですよ」
『あちこちオードリー』2023年1月11日
国崎和也(ランジャタイ)「東野さんに言われたんですけど、『ブレーキを持っておかないと、お前は今にとんでもない目にあう』って。東野さんも、衝動があったらしいんですよ。どうしてもグワーッとなっちゃう。『俺は心のブレーキをつけることによって、それを制御することに成功した』」
若林正恭(オードリー)「やっぱ必要なんだ、テレビには」
国崎「『お前も(心のブレーキを)つけたほうがいいよ。お前はどうする?』って。『俺はブレーキつけることによってここまで来ました。お前は今後どうなりたい?』って言われて。『東野さんが(ブレーキつけて)こっち行ったなら、俺はつけずに変な方向行きます』って言ったら、なんか、すごい変な顔してました」
『あちこちオードリー』2023年1月11日
松陰寺太勇(ぺこぱ)「たとえばタカトシさんがMCでやってるじゃん。サンドさんとかいて。ああいう人たちがいて、僕らもそこ目指してるんだけど、もうちょっと時間かかるじゃん。つかみとったとて、50とかになってるんよ。誰を巻き込もうとしてんのって思わない? 若いスターが出るべきだったんだけど、乗り遅れてもう30後半じゃん。これはもう全員の認識として、どうしていったらいいんだろうっていうのはみんなで考えなきゃいけないことだと思う」
田渕章裕(インディアンス)「僕らは40代で、ここらへんの世代で一緒にテレビで番組やれるとか、現場で一緒になるっていうのを40代でつくっていけたら、テレビの仕事ももっと楽しいと思えると思うし、楽しさになってくると思うんですよ」
松陰寺「40代のおじさんがはしゃいでんのをさ、中高生が見るか?」
みちお(トム・ブラウン)「見せるしかない」
松陰寺「俺らが見てたテレビスターって、みんな20代、30代だったじゃん。そこが変わってきちゃってるから」
みちお「それ、無いものねだいになっちゃいません? 歳のことはどうしようもないじゃないですか」
松陰寺「どうしようもないけど、策は練らないとダメなんじゃないかなと思って」
田渕「僕らをいま見てる視聴者の方も、僕らとおんなじ歳のとり方するわけじゃないですか。その視聴者の方も10、20上がっていくわけですから、見てくれてはいると思いますよ。僕らがめっちゃおもんなくなってたら、離れるかもしれないですけど。俺らががんばれてたら、今の視聴者はついてきてくれるんじゃないですか? そこはだから離してもうたらアカンと思います」
みちお「マラソンだけど1個ずつ短距離みたいな感じですよね。1現場、1現場、短距離で全力だけど、何十年もやるマラソンみたいな」
『ぺこぱポジティブNEWS』2023年1月12日
(『ゴッドタン』をみて芸人になろうと思った)
桃沢健輔(金の国)「新潟のなんもない田舎の平和な町で過ごしてて、深夜テレビみてたら、小木さんと岩佐真悠子さんがすげぇ喧嘩してるのみて。そっからお笑いにどっぷりつかりました」
『ゴッドタン』2023年1月14日
三谷幸喜「舞台も好きだし映画も好きだし、それぞれ好きな理由をいくらでも語れるんですけども、でも僕が子どものときに一番最初にハマったのって、やっぱりテレビドラマなんですよね。自分の人生は恩返しの連続だと思ってるので、一番恩返ししなきゃいけないのはテレビドラマだと思うので。いまテレビってちょっと力が弱まってるところもあるんだけど、配信のドラマもいいと思うんだけど、やっぱり1週間に1回、この時間じゃないとこれがみれない、この話の続きをみるためには1週間待たないといけない、そのあいだの1週間を含めての期待感もあっての連続ドラマっていうのって、やっぱりテレビにしかできないことだから。そういうものをもう1本でいいから、おもしろいものをつくってみたいなっていうのはありますね」
『日曜日の初耳学』2023年1月15日
伊集院光「本当のことだけでテレビには出られないが、まるっきりの嘘だけはやめておけ」
『あちこちオードリー』2023年1月18日
岩井勇気(ハライチ)「テレビ出てるクズのやつって、どんどん肥えてくるね」
『ぽかぽか』2023年1月19日
Mr.マリック「(マジックは)360度どこから見ても、そばで見てもわからないものしか、テレビの時代は通用しなくなった。私がテレビの番組初めて出たときに、全部見えるんですよ。全部見えたんです、タネが。これはテレビ用に作らなくちゃいけないっていって作ったのが、超魔術なんです」
『人志松本の酒のツマミになる話』2023年1月20日
(2021年末に「ぱいぱいでか美」から芸名を変えた)
でか美ちゃん「もともとは(大学の)サークル内のノリで、先輩が悪ノリで『お前、ぱいぱいでか美な』って。私もそのあだ名を気に入っちゃって、『ぱいぱいでか美いいっすね』っていう流れで芸名にしちゃったっていうのがあって。正直、8割方ノリで芸名を決めちゃって。でも、一番改名しなきゃと思ったのが、年下のアイドルの子と仕事することがすごく多くて、共演する子が『ぱいぱいさん』って名字で呼ぶべきなのか、『でか美さん』って呼ぶべきなのか、呼んでも呼ばなくても、あっち側のファンがすごい騒いじゃうんですよ。『ぱいぱいって言った』って。言わなくても『それはそれでエロい』みたいな。予期せぬところでセクハラの種みたいになってるのがしんどいなと思って、それが一番大きなきっかけで改名して。結果としては20時台のテレビとか出られるようになって」
『人志松本の酒のツマミになる話』2023年1月20日
ファーストサマーウイカ「テレビ出てから、ヤンキーキャラとか毒舌とか言われるんですけど、別にそれテレビ出るために作り上げたものじゃなくて、勝手にテレビ出たらそれを評価された。元ヤンだとか、毒舌だって言われて。そんなつもりまったくないけど、そう見えるんだったらそれでお品書き書きましょうか、みたいな感じで。無理に乗っかってない。私が眉間にシワ寄せてしゃべってるからそう思っただけであって、学生時代は窓ガラス割って過ごしましたみたいなことを盛っても言わないし。門限9時でしたよとか。中学の写真、瓶底眼鏡で吹奏楽部やってるのとか、別にそれは出すし。勝手にみなさんお受け取りになるだろうから。それが違うなって、きっと使ってる人は気づいていくから。毒舌とかも、私言わないですよ、言った記憶ないですけど、もしそれでいいんだったらいいですけど、やれないですけどいいですか?みたいな。テレビに出るようになってから、より嘘をつかないようになりました」
『ボクらの時代』2023年1月22日
(意中の男性を家に誘うときの口説き文句は「家に大きなテレビがあるよ」)
田辺智加(ぼる塾)「いまあるのは55インチで、意中の男性のテレビはだいたい小さいんです。テレビの大きさでマウントをとって、大人の女性の魅力で気を惹いています」
『ラヴィット!』2023年1月23日
岩井勇気(ハライチ)「土曜日、昼間、この時間にテレビつけるのめちゃめちゃ怖かった。(『ぽかぽか』を)やってたらどうしよう!って」
『ぽかぽか』2023年1月23日
水卜麻美(日本テレビ)「この仕事しててホントよかったなって思うのは、テレビだったら私にはアナウンサーっていう役割があるから、誰の前でもしゃべれて。でも冷静に考えたら、テレビの前に何万人もいてくださる前でしゃべるなんて、こう(オフに)なったときの自分からしたらありえない」
『午前0時の森』2023年1月24日
指原莉乃「いまは楽しくてテレビに出てることが多いので。もちろんお仕事ですけどね。でもたぶん、ずっとテレビに出てるタイプではない気がします。レギュラー番組ばっかりになっちゃって、他の番組に呼ばれなくなるじゃないですか、自然と。MCばっかりやってたら。なので、MCの番組がなくなったら自然とちがう道に行くのかなって思ってます」
『かまいたちの知らんけど』2023年1月27日
久保ミツロウ「(テレビは)好きよ。愛してる。オーガニックに生きてる人が、『テレビとかはいらないです』とかミニマリストが言うのをみて、ハァー!とか思ってる」
『イワクラと吉住の番組』2023年1月31日
久保ミツロウ「YouTuberとかTikTokで大人気っていう人をテレビにゲストで呼んどいて、スタジオに呼ぶと白々しい空気になるっていうのを、わざとやらせてるって感じ、空気感、あれがなんか非道だなと思って。レギュラーの人の若いかわいい女の子のほうが『すごい前から好きで』とか言って、『おもしろくって』って言って呼んでるのに、そこでやるとウケが悪い苦々しい感じっていうのを出して返すっていう。大事にしてやれよ、人気あんだぜこいつって。人生ツラいときにこの人が救ってる人たくさんいるんだからなって気持ちになっちゃって」
『イワクラと吉住の番組』2023年1月31日
田中卓志(アンガールズ)「テレビの世界、憧れてたと思うんですけど、テレビの仕事すればするほど、怖くなってないですか? 苦しくなったり」
吉住「あんまりちょっと言葉選ばずに言うと、テレビって才能のある人が集結してると思ってたんですね。なんか、意外とそうでもない人がいる」
矢作兼(おぎやはぎ)「いろんな人がね。才能っていうかいろんな人がいるのがテレビ」
田中「楽しく仕事できてなくないですか?」
吉住「(『THE W』で)優勝させてもらって2年ぐらい経ったんですけど、テレビは楽しそうに出るのが仕事なんだって学びました」
『ゴッドタン』2023年2月4日
(”昭和”の”過激”なテレビ番組のVTRをみて)
トラウデン都仁「結構、僕みててめちゃめちゃ過激なことやってるなっていう印象、みなさん受けてると思うんですけど、そういうテレビを経験されててきたみなさまが、今の仕事ちゃんと楽しめてるのかなと思って」
みちょぱ「刺激が足りなくないですか?」
『ダウンタウン vs Z世代!ヤバイ昭和SP』2/4
竹下景子「私テレビに対しては、ずっと同い年っていうふうに自分でも思って。いつも傍らにテレビがあって、家庭の団らんの中心にあった。ですから、生活を彩ってくれたのがその折々のテレビでしたね」
『TV70年!蔵出し映像まつり』2023年2月4日
竹下景子「たまたまあさま山荘の突入する日に、私呼ばれてNHKにいたんですね。テレビ局のなかが明らかにいつもと違って、異様な緊張感で。番組もある時間帯からずっと生放送になったので、応接室のテレビで流れてたんですね。その日の記憶がとても強烈で。あぁ、これがテレビの世界なんだなっていうね。どこにいても誰よりもはやくニュースを知ることができるっていうか、その場で起こってることをほぼ体験するように知ることができる。あの緊迫感はすごかったですね」
『TV70年!蔵出し映像まつり』2023年2月4日
宮城野親方(元白鵬)「ワールドNHKで相撲をみてなかったら、たしかに僕は興味もってなかったと思うなぁ、相撲に。テレビがあって相撲に興味をもたせてくれた。感謝だな」
『TV70年!蔵出し映像まつり』2023年2月4日
黒柳徹子「毎日テレビは必ずみます。朝起きて最初にテレビをみます。親子とか友だちとかそういうみんながものすごく仲良くしている映像をみると、幸せな気分になりますよね。やっぱりいつまでもそういう世の中であってほしいと思いますし、そういう放送を流し続けるテレビであってほしいというふうに思います。テレビを大変に愛してます」
『TV70年!蔵出し映像まつり』2023年2月4日
(『笑っていいとも』のレギュラーだったこともあった)
河本太(ウエストランド)「(『いいとも』は)売れた人が出る番組ですね」
井口浩之(ウエストランド)「スターになった人が出る番組なんで。もしかしたら、あのときいい時期をすごして』と思ってる人もいるかもしれませんけど、僕らからしたらどっちかっていうと地獄みたいな感じでしたね。『いいとも』終わりに普通にライブ行ってましたから。ひどかったですよ。アンケート100枚全部に『井口うるさい、黙れ』って書かれてましたから。これからテレビに出ていくぞっていう、ライブでだけ活躍してる芸人さんをやっぱ応援する雰囲気っていうのは(ライブには)あると思うんで。僕らからしたらなんにもないんですけど、お客さんからしたら『いやテレビ出てるじゃんお前ら』みたいなのはあったかもしれないです」
河本「売れてる人を応援しないみたいな感じで。僕らは売れてもないのにそっち(=売れてるほう)になっちゃった」
『アンタウォッチマン』2023年2月7日
(番組の企画で漫画連載の枠を勝ち取った宮下草薙・宮下とその弟への助言)
藤田和日郎(漫画家)「出したからには(批判は)言われますわ。SNSとかね。特にテレビのこういうような番組でみられてるわけだから、作品に対して言いたいやつもいっぱいいる。けど、それみんなね、スルーして。作家さんに対する耳あたりのいい言葉は、どんな意見も聞くんだよ。読者さんは素人なんだから『素人の感想も聞くべきだよ』っていうふうに言ってるけど、聞かんでいいよ。一番最初にロケットで打ち上がっていく2人なの。ロケットが打ち上がっていくときに、鎖がいっぱいそれに絡みつくのよ。だけどいちいち反応して、それを一つひとつ反省材料にしようねとかそんなことよりも、今は星を見ようぜ。自分の好きな漫画家さんたちに並ぼうと思って飛んでいくんだから、地面に縛り付けるそれは全部断ち切って、向こうに向かって上がっていこうぜっていうこと。その燃料投下はいい意見さ。燃料のポンプがロケットについてて、いい意見もくる。それは燃料にして打ち上がっていかないといけないから。マイナスの意見は全部無視。無視していい。無視しなきゃいけない」
『まんが未知』2023年2月8日
山田邦子「夏の終わりぐらいかな? (M-1審査員の)オファーが来て。ずっとみてる番組だったし、人気番組でうれしかったけど、審査員が審査されんのよ。みんなテレビをみて、自分だったら何点ってつける楽しみがあったみたいで。それが私と食い違ってたみたいで、激しく。それでなんだアイツはってなって。みんな審査員もピリピリしてて、無難な点数やっていくからつまんないんだよね。でもそれが本当だったらいいんだけど。でもおもしろかった。結局、わーわー言ってもらったんだから。いたかいないんだかわかんないんじゃ、つまんないしね」
『金曜日のスマイルたちへ』2023年2月10日
(ブラックマヨネーズのすごいところ)
川瀬名人(ゆにばーす)「お互いのニンを発露させた漫才をやったことによって、そのあとのテレビ、地上波の平場とか、MCとのからみに対して、もう説明書ができあがってる状態で出れるんですよね。吉田さんがネガティブなことを言う、小杉さんがそれに向けてしゃべるっていうのはもう、MCも熟知してるんで。なんとブラックマヨネーズさんは、掟破りの、MCを介さずして吉田さんと小杉さんだけMCを置きっぱなしにして成立させることができるという。これ普通のコンビがやったら、しらけるんですよ。小杉さんと吉田さんは人間性が全員に知られてるんで、ここでやり取りしても全然おもろい」
『見取り図じゃん』2023年2月13日
若林正恭(オードリー)「俺、日向坂の番組、本番回るまで一言もしゃべらない」
水卜麻美(日本テレビ)「そりゃあ(理想のMC)1位は難しい」
若林「だと思うわ。そういうことなんだよ。テレビって、器は伝わるよね」
水卜「大丈夫ですけど、そうですよね」
若林「大丈夫ですけどって、大丈夫じゃないときに言う言葉」
『午前0時の森』2023年2月14日
陣内智則「お笑いが好きで入ったのに、笑えなくなってる自分がいるやん。テレビみててさ、『んー』っていう目線でみてるやんか。これなんなん?って。お笑いが好きで入って、お笑いでこのお仕事させてもらって、生活させてもらってんのに、そのお笑いを見ながらなんか、笑えないっておかしいなと思った」
『あちこちオードリー』2023年2月15日
(お笑いの世界では”陽キャ”が軽く見られがちだけど)
西村真二(コットン)「最終的には陰とか陽とかじゃなくしたいんですよ。この陰陽の戦いを止めにいきたい」
若林正恭(オードリー)「終わらすんだね、西村が」
西村「俺がこの陰と陽の戦いを終わらす」
若林「日本全体の話だよね」
西村「ひとつの人として。仲間にする、日本を」
若林「陰キャって言葉と陽キャって言葉がなくなったら、西村の…」
西村「このカテゴライズをなくせばいいんだ。僕の目標だ。日本を仲間にする」
若林「テレビみてて、余計なことすんなって思ってる陰キャ多そうだよね」
『あちこちオードリー』2023年2月15日
米村でんじろう「バカリズムさんに(ラヴィット)出禁にされたときにはね、もう一生終わったと思いましたね。全然テレビに出なくなった」
『ラヴィット!』2023年2月15日
春風亭昇太「この時間帯に『ラヴィット』だけが他の局と別のことやってるでしょ。だから、世界情勢に疲れたときにみてます」
川島明(麒麟)「テレビの給水所として、がんばっていきたいと思います」
『ラヴィット!』2023年2月17日
川瀬名人(ゆにばーす)「2019以降の(M-1)ファイナリストの活躍ってすごいというか。オズワルドとか、すゑひろがりずさんとか。優勝はしてないけど、めちゃくちゃテレビ出たじゃないですか。それによってどういう変化が起きたかというと、売れたやつがM-1平気で出るようになっちゃったんですよね」
盛山晋太郎(見取り図)「川瀬からしたら、売れたんなら出るなよってこと?」
川瀬「ホントは出てほしくないんですけど、そんなことは僕の身勝手なんで。ただ、出ることによって、売れた人っていうのは認知度があるから、認知度によってストーリー性が巻き起こるということなんですよ。今年こそ見取り図、とか。トピックにも上がったりするじゃないですか。予選段階から異常な盛り上がりを示すようになってしまったんですね。で、一番、2015以降で体現したのはマヂカルラブリーさんかなと思いますね」
盛山「上沼さんに…」
川瀬「怒られて、で、優勝したときの1本目のネタ、みなさん覚えてます?」
盛山「土下座」
川瀬「そう。あれが、ストーリーを大いに使ってるんですよ」
盛山「何年か前に怒られたのがフリになってると」
川瀬「そうなんですよ。これが絡んでくると、ホントにあんまり大きな声では言えないですけど、僕としてはあまり好ましくない」
盛山「そういうストーリーはいらんと」
川瀬「迷惑というか。でも、大会が盛り上がる要素のひとつではあるんで、否定はできない。でも、以前・以後ではありますね」
『見取り図じゃん』2023年2月20日
(「一番好きな芸人はハライチ・澤部」という人を探すロケ。都内でも、ハライチの地元でも発見できず、現存しないとの結論に)
澤部佑(ハライチ)「……え……俺って……存在しないの?」
岩井勇気(ハライチ)「そうとうテレビ出てるけど」
澤部「調べが甘いわ。実家行ってくんないと。実家か、駒沢のうちか。親か嫁」
岩井「お前のお母さんも、たぶんお前次男だから長男のほう好きって言う」
『ぽかぽか』2023年2月21日
井口浩之(ウエストランド)「めちゃくちゃテレビっ子でしたね。ずっとテレビみてましたし、テレビに出たくて芸人もはじめたし、いまもテレビに出たくて芸人をやってる」
『金曜日のスマイルたちへ』2023年2月24日
(9歳で芸能事務所に所属)
橋本環奈「私、スカウトって全員がされるものだと思ってて。街を歩いたらスカウトされるものだと思って生きてきてて。ホントに月1ぐらいで声かけられたりしてたんですよ、福岡にいたとき。これ、めちゃくちゃ嫌味になるなと思って言ってこなかったんですよ。たとえば、家族みんな野球好きなので、野球を福岡ドームに見に行ったときに声かけられたりとか、お父さんとスーパーに買い物行って試食コーナーで声かけられたりとか。興味はあったんですけど、テレビ出たいなみたいな感じで。スカウトされたところに電話をしたというよりは、自分で事務所を探して。新聞の広告みたいなのを探して」
『ボクらの時代』2023年2月26日
堀未央奈「テレビとかバラエティのお仕事で、VTRをみてみんなが泣いてるときとか、すごい良かったですねって言わないといけない雰囲気がすごい苦手で。みんなが動物とかで泣くのはわかるんですけど、泣かなきゃいけないっていう空気感っていうか、その人を冷たくみちゃう。泣いてる暇あったらボランティアとか行きなよって」
上田晋也(くりぃむしちゅー)「何を今日そんなフルスイングしに来てるの?」
堀「ちょっと冷めた部分があるので、自分の道をちゃんと生きたいなっていうので、リスペクトしてるのは相席スタートの山添さん。新年一発目の中継で、つないだ瞬間にタバコを吸いながら中継してたんですよ。それをみて私はこの人になりたいと思って」
上田「めざす方向が違うと思うよ」
若槻千夏「それで言うと、山添さん、毎回生放送後に炎上してないか気にしてますよ」
『上田と女が吠える夜』2023年3月1日
呂布カルマ「他のタレントさんみたいに、いろんな各方面に気をつかって、ホントは家だったら言えるけどテレビで言うには、みたいなのあるじゃないですか。僕はそれがあんまり気にする必要がないんで、有利ですよね」
『あちこちオードリー』2023年3月1日
堀内健(ネプチューン)「(引退したら)破滅への道、一直線だから俺。毎日欲望の趣くまま行動して。わかるよね? 有ペイちゃん(=くりぃむ・有田)が一番よくわかるよね? 注意してんじゃん、俺のこと。タガが外れたらヤバいよ俺。(世間に)顔が出てるから立ちションだって我慢してるし、いろんなこと我慢してんだから。誰もみてないからポケット入れちゃおっかなって思うとき……。テレビ出てるからガードされてるのに、それがなくなったらヤバいって一番わかってるでしょ?」
『有田哲平の引退TV』2023年3月3日
(ネプチューンがMC、くりぃむしちゅーらがリポーターを務めていた『銭形金太郎』の話)
堀内健(ネプチューン)「俺たちのほうが売れてたじゃん。リポーターのつなぎ着てる人たちがいろんなロケして、俺たちがスタジオで見てるっていう感じだったじゃん。あるときロケがどんどんおもしろくて話題になってって、何年か何か月か経ったときに、スタジオ入ってくるときに『まずネプチューンさんです』って。客バンバン入れてたから『ワー』って。ネプチューンが立ち位置に立ったあと、サポーターがみんな入ってくるんだけど、あるときに、サポーターのほうが歓声が大きくなったんだ。そのときが俺のターニングポイント。あ、とうとう追いつかれて、ちょっとバレちゃったなと思ったね。ライブでワーキャーではなくて、実力の差が出て勝てなくなったときに俺たちはテレビに来て、もうそういう戦いしなくていいんだと思ってたけど、テレビでもそれと同じ状況が来て、とうとうこっちもおんなじ状況になっちゃったなって思った。それが俺のターニングポイントだよね。ホントに失礼だけど、上から見下ろしてるような雰囲気もあったと思うのよ。そっからお客さんの注目度を抜いてくのを真横で見てるわけだから。すんごいパワーだなと思って」
『有田哲平の引退TV』2023年3月3日
片桐はいり「なんで映画館が好きなのかっていったら、暗闇に負ける感じが好きなんだ。かなわない感じ。闇とか空間に。だから空間が大きくないと映画館に行った感じがしない。負けてるってことが重要。スクリーンに。大きさにかなわないじゃない。圧倒されてるっていう事態が重要なので。テレビとかだと、鑑賞っていうか。特にこんなの(=スマホ)なんかもう、鑑賞じゃない。そういう体験じゃないの、私にとって映画は。こういう(大きな)ものに、へへーってなる(=ひれ伏す)ことが映画をみるということなのかな」
『情熱大陸』2023年3月5日
水野美紀「最初は、バラエティとドラマのときと自分のなかで分けるために、バラエティのときはメガネって自分のなかで決めちゃおうと思ったんですけど、もうメガネなしではテレビ出られないように」
『ドーナツトーク』2023年3月5日
(オードリー・若林の生前葬をする企画で弔辞を読む)
春日俊彰(オードリー)「弔辞。若林さん、お世話になっております。30年間、お世話になっております。中学2年、14歳でおなじクラス。2年A組の席に前・後ろで座ってから、今44歳でオードリー、スタンドマイクを真ん中に、左・右で立たせていただいております。24年前、あなたに『おい春日、俺と一緒に漫才で天下をとらないか』と声をかけてもらい、今の春日がいます。ネタを書いてくれ、ツッコんでくれ、フォローしてくれ、騒動から救ってくれ、クミさんの春日に対する訴えを聞いてくれ、何より、春日という役割を与えてくれて、ありがとう。胸を張るのも、ゆっくり歩くのも、七三も、ピンクベストも、すべてあなたが私にくれたものです。ありがとう。おっこまで連れてきてくれて、少年春日の夢をかなえてくれて、ありがとう。いま、春日はあなたのおかげで、普通では味わえない、特別で幸せな人生を歩んでいます。ありがとう。昨年、2022、年間テレビ出演回数1位をとることができました。ありがとう。バゲット準レギュラーになれば、のアイデア。ありがとう。もはや、日本で春日を知らない人間はいないと聞きます。多くの人から簡単に爆笑をとることができるようになりました。春日は隣にいるあなたに笑ってもらうことが一番の喜びです。誰も笑わなくても、あなたが笑ってくれれば、それだけでいいんです。鬼瓦! ……うれしいです。これからも、まだまだお世話になるかと思いますが、よろしくおねがいします。そして、必ず、お笑いで天下をとりましょう。あなたのデビュー作、オードリー春日」
『午前0時の森』2023年3月7日
平井まさあき(男性ブランコ)「僕は(テレビに出ると)緊張が強いんですよ。1個、緊張を解くコツがありまして。顔をみると『テレビ出てる人だ』ってなって緊張するんで、『っぽい果物』を思い浮かべる。淳さんだったらパイナップル。有吉さんだったらリンゴ。ザキヤマさんは桃。亮さんは、亮さん」
『ロンドンハーツ』2023年3月7日
峯岸みなみ「芸人さんとかもフォローしてるような、毎日何本もテレビみたり、TVerでみたりしてるような、毎日テレビのおもしろかったハイライトを載せてるようなアカウントが、最初は芸人さんのおもしろいシーンとか、テレビのこと知れるからみてたんですけど、女性タレントの名前もあがるようになったりしてて。それをみちゃうと、私たちもこの視線の対象なんだって急に緊張してきて。自分が家でダラダラしてるときに、今もなおリアルタイムで評価されてる女性タレントがいるって思ったら、すごく暗い気持ちになってることに気づいて。いま私が一番気にしてるのは、玄人テレビ好きツイッタラーの声なんだって。自分がテレビ出たときとか気になってみても、(ツイートに)入ってないなとか。入ってないときに、渋谷の凪ちゃんとか、村重とかが入ってると、置いてかれてるのかなーっていう。まだまだ頑張らないといけないかなとか。それってテレビの業界のスタッフさんって、あんまりはっきり『あの子がよかったよ』とか言ってくれないじゃないですか。面と向かって。だから信頼性があるというか。私の世界がそこになっちゃって今。『あちこちオードリー』とかめっちゃなりやすいんですよ。テレビ好きがみるテレビっていう感じ。あんまりこういうのも言うと、わざわざ言うなよって、中の人が怒ったりしないかなって。今日とかもスタジオっていうよりは、Twitterどうなんのかなって」
『あちこちオードリー』2023年3月8日
(食用昆虫の自販機の前で)
佐久間宣行「ホントごめん、テレビディレクターの観点からだけで言わせてもらうと、ホントに数字は下がるよ。ちゃんと」
『サクマ&ピース』2023年3月11日
田渕章裕(インディアンス)「きむって、めっちゃ天然でめっちゃバカなんですよ。もともと大阪で活動してまして、大阪だけの賞レースがあって、そこに僕ら3年目か4年目の結構早い段階で決勝戦に出れたことがあって。決勝では敗退したんですけど、次の日に劇場でライブがあって、そのライブのなかでトークコーナーがあったんですよ。『このトークテーマでなんかあるやつ』って言われて、きむが手挙げて、『じゃあ、きむ』って指されて、『これ僕がまだ売れる前の話なんですけど』って言い出したんですよ。決勝出ただけで」
きむ(インディアンス)「初めて出たテレビやったんで。みんな僕のこと知ってんのかなと思った」
『ゴッドタン』2023年3月11日
(番組開始3年目を前に、川島明への手紙)
田村真子(TBS)「毎日、ラヴィットに他のお仕事にと本当におつかれさまです。番組がはじまった当初から、毎朝の帯番組だけでも大変なのに、テレビをつけるとあらゆるチャンネルで川島さんを目にします。いつも『川島さんはすごいなぁ、私もがんばろう』と元気をもらっています。そんな姿や、仕事、出演者の方との向き合い方などをいつもみて、芸人、アナウンサーと職種は違いますが、偉大な先輩として学ばせてもらっています。毎日川島さんの隣で仕事ができるのは楽しいですし、CM中のおもしろい映画、ドラマトーク、世間話も楽しみにしています。ラヴィットももうすぐ3年目に入ります。もっと番組がよくなるようにがんばりますので、これからも変わらずよろしくおねがいします。2月3日、AB型コンビで今年もぴょーんと飛躍しましょう」
『ラヴィット!』2023年3月13日
(収録を休んだ日のゲストがランジャタイだった)
齊藤京子(日向坂46)「普通にテレビみてて。そしたら、やたら(国崎さんが)『京子、京子』みたいな、めっちゃ。あんな私信テレビはじめてみました」
『キョコロヒー』2023年3月13日
ヒコロヒー「年末に大きいテレビを買ったんですよ。60インチぐらい。めっちゃでっかいやつ。電気屋さんに行ったら、だいたい20万とか30万ぐらい、そんぐらいおっきいテレビってすんねんけど、歳末セールで6万になってたのよ。そのサイズのテレビが。店員さんに『なんでこんなに安いんですか?』って聞いたら、『海外のやつやからこの値段で大丈夫なんですよ』みたいに言われて。『なんか支障あるんですか?』って聞いたら、スポーツとかオリンピックとかみる方とかは、走ってる速度とかに(画面が)追いつかないことがあるって言われて。私ぜんぜんスポーツみいひんから、『みますか?』って言われて『まったくみないです』。『なにみますか?』『バラエティだけなんですけど、支障ありますかね?』『バラエティだけだったらなんの支障もないと思います』って言われて。そんならこれくださいって買って。まず一発目、今日からみようと思ってみて。ダイアンさんのロケ番組みて。でっかい画面にダイアンさん映って。津田さんがこんにゃくみたいなのをどんぶりでかき混ぜてたのよ。そしたら(画面が)ガビガビガビ…。津田先輩のどんぶりかき混ぜるのに追いついてなくて。テレビがアレなのか、津田先輩が速すぎるのか」
『キョコロヒー』2023年3月13日
あの「音楽はもう完全に仕事じゃなくて、表現したくてやってて。テレビとかもまだ仕事だとかのフェーズにいってなくて。僕も芸人さん好きだし、楽しんでるイチ視聴者みたいな気持ちなので。けどなんか、期待してる人いるって思っちゃって。こういうとこ嫌ですから。だから普段あんましゃべんない。一言二言で終わるようにしてる」
『あちこちオードリー』2023年3月15日
後藤真希「オーディションがたまたまテレビをつけたら流れてて。それまで『ASAYAN』っていう番組自体知らなかったんですよ。募集ってなってたんで、ちょっと履歴書お姉ちゃん書いてーみたいな感じで、きょうだいにお願いして、それで書いていただいて応募したら、なんとか残れて」
『かまいたちの知らんけど』3/17
小峠英二(バイきんぐ)「僕らキングオブコントで優勝して。それまで16年間テレビ出てなくて、やっとテレビのお仕事いただけるようになって。僕なんて最初それなりに給料もらってもタクシー乗れなかったです、怖くて。こいつ(=西村)はお金もらいはじめてすぐタクシーを乱用しだして。タクシーのまま局まで来て、本番ひと言もしゃべらず、またタクシーでさっそうと帰っていく」
『人生最高レストラン』2023年3月18日
マツコ・デラックス「私は狂気が好きなわけですよ。本来はテレビというのは、狂気を帯びた人が出るべきものだと思ってる」
『マツコ会議』2023年3月18日
マツコ・デラックス「あんたたち(私に)慣れすぎだからね。本来、異物中の異物だからね。だから、異物愛がすごいのですよ、私は。テレビっていま、あんまり異物が出なくなって、なるべく排除する方向に来てるじゃない。そんななかで私はやす子ちゃんって、ギリギリ令和のコンプライアンスに違反しない異物だと思ってるのよ。そういう人をみる箱であるべきじゃない、テレビって」
『マツコ会議』2023年3月18日
マツコ・デラックス「私とかやす子ちゃんみたいな人って恵まれてるのは、自分のもっている健やかな部分だったり明るい部分だったりを、切り売りしてるのよね」
やす子「わかります~」
マツコ「それがある意味、やりやすさはあるんだよね。だって自分のあるスイッチを入れると出てくる陽の部分って、ホントにわずかしかないんだけど、テレビの前では、カメラの前では、それをやってればいいっていう」
やす子「わかります。やす子というテレビに出てる存在は確かに自分なんですけど、より自分の理想形の自分というか、人とうまくできないんですけど、カメラの前だと陽気にたくさんの人と話せるし、みなさんが話しかけてくれる喜びがあって、このお仕事楽しくて続けられてるって感じですね」
『マツコ会議』2023年3月18日
はに丸「テレビとは、僕にとって、踏み台です! だって僕を有名にしてくれて、こんないい番組に呼んでくれたからさ!」
『NHK×日テレ TV70年特番 テレビとは、○○だ』3/19
平野レミ「いろんなテレビが、音楽から俳句から、いろんなジャンルが、ニュースからおっかない話から、いろんなジャンルがあるんだけども、そのなかから自分に合うものを見極める力がないと、ちょっとダメだと思うね。私はこの世界、こういうのがいいなとか。だから、のんべんだらりと全部でれーんとみてんじゃなくて、私はこの番組が好きだな、これいいな、これ嫌だなっていうふうに、自分の好きなものだけをチョイスしていったらば、どんどんなんか夢が膨らんで、なんか、楽しい人生がね、もっともっと開けるんじゃないかなと思う。絶対のんべんだらりと全部さ、絶対みてちゃダメだと思うね。楽しいですよ~テレビは」
『NHK×日テレ TV70年特番 テレビとは、○○だ』3/19
(あなたにとってテレビとは?とさまざまな人に聞いてきた番組。最後にMCとしてその問いに答える)
有吉弘行「僕にとってテレビとは……わからん。今までもよくわかりませんし、これからもどうなっていくのかわかりませんけど、ちょっとピンチだと言われてますけど、このピンチをチャンスに変えて、もっともっといい番組作っていってほしいなと思います」
『NHK×日テレ TV70年特番 テレビとは、○○だ』3/19
(テレビ黎明期の話)
黒柳徹子「NBC(=アメリカのテレビ局)のディレクターが来て、NHKで講演してね、これからはじまるテレビっていうものは平和のものに使われたら自分はどんなにうれしいだろうとおっしゃったんですよ。そのとき私ね、テレビって平和になるんだと思って。それで私、テレビそのまま続けようと思ってずっと続けてる」
太田光(爆笑問題)「そうか、平和のシンボルだったんだテレビが。それまで戦争の情報とかそんなのばっかりだったから。いかにも日本が平和になったんだっていう、確認する手段だったのかもしんない」
黒柳「うまく使えば、平和にさせることもできるっていうような」
『NHKスペシャル』「テレビとはあついものなり~放送70年 TV創世記~」2023年3月21日
佐久間宣行「(テレビは)不便なのは確かだと思います。ここまでのスマホ文化になると、決まった時間に決まったタイミングでしかみれないっていうのは。でも、TikTokとかYouTubeって、関連動画をすすめてくるじゃないですか。そうなると、どんどん趣味が狭くなってくる。でもテレビって、たとえば紅白歌合戦みたいなごった煮、演歌とかポップスとかごった煮になる、だから偶然の出会いってもはやテレビでしかもうないんじゃないかなと思うんですよ。それなくしてほしくないなっていうのは思いますね」
『NHKスペシャル』「テレビとはあついものなり~放送70年 TV創世記~」2023年3月21日
太田光(爆笑問題)「俺が漫才師になったころから、もうテレビは終わりみたいな話はちょこちょこ言われてて。でもやっぱりそれでもね、公共の電波であることって大きいと俺は思うんだよね。たとえば地震が起きたってときに、NHKは特にそうだけど、全国にあるわけじゃないですか。あそこで中継ができるっていうこととか。いくらYouTubeにおもしろいソフトができたとしても、それは絶対にできないわけだよね」
『NHKスペシャル』「テレビとはあついものなり~放送70年 TV創世記~」2023年3月21日
関根勤「僕が昭和28年生まれで、テレビ放送が始まったのが同じ28年なんですよ。家庭にテレビが来たのが、僕が6歳か7歳のとき。あのときはテレビが車ぐらい高かった。親父ががんばって買ってきてくれて。だからカーテンの生地かけて、みるときには開けて、スイッチ入れて。だからもう、宝物だったんですよ。動く映像がびっくりしたわけ。それまでは本とかラジオだったから。そっから虜になっていったんですよ。今でもその少年時代の気持ちが。関根少年でみてるわけですよ」
『ぽかぽか』2023年3月22日
カンニング竹山「芸能界で(生き残る)コツはね、広く浅くなんですよ。ひとつのエリアだけ深くいったところで、どうせ売れなくなるんだから。売れなくなったときにホントみんな冷たいからね、芸能界って。芸能人も、テレビ関係者も、売れないやつとは仕事したくないんだから。どうせ最後は一人ぼっちなんだから」
『あちこちオードリー』2023年3月22日
竹内由恵「テレビは、できる人、おもしろい人、がんばる人で構成されている」
『あちこちオードリー』2023年3月22日
週刊文春編集長「裁判に負けないコツって知ってますか?」
撮影スタッフ「まったく思い浮かばないですね」
週刊文春記者「記事を書かないことです。そしたら負けないんですよ。リスクをゼロにしようと思うとやらなければいいんですけど、それではやっぱりやる意味ないので。左翼の人からは右翼だと言われ、右翼の人からは左翼だと言われ。それはある意味、僕は誇らしいことだと思ってますけどね。うちはファクトにこだわって、ファクトに忠実であると。そこにスタンスは関係ない。他の週刊誌もそうだし、新聞、テレビもリスクをとるライバルが少ないので、いい時代だなぁと思うこともあります」
スタッフ「われわれテレビももうちょっとがんばります」
編集長「いや、あんまりがんばらないでおいてもらえたほうが我々は楽なんで」
『ワケあって顔出せません』2023年3月23日
松尾駿(チョコレートプラネット)「ネタおもしろい人が一番カッコいいと思ってるんで。だから、それをずっと続けていきたいですね。いくらテレビ出れるようになっても、ネタつまらなくなっちゃったら、『あぁ…』って思いますからね、きっと」
『レギュラー番組への道』「Laugh makers 笑いの道」2023年3月25日
(”毒舌キャラ”でブレイクしたが)
辺見えみり「だんだんと女子としても大人になってきて、ちょっとかわいい感じで行こうかなと思ってたまにしゃべんなくなるじゃないですか、バラエティで。まんまと使われなくなる。マネージャーさんに言われるんですよ。『最近仕事少ないですよね』って私が言うと、『ディレクターさんが、えみりちゃん最近毒舌が少ないからちょっと……』って言われるんですよ。でも、変化したいし。でも、変化するってことは仕事なくしちゃう可能性もあるしってことで」陣内智則「テレビってそういう世界なんですよね。何かひとつの一芸を求めて、で、旬が過ぎたら次の人っていうことになっちゃいますもんね」
『八方・陣内・方正の黄金列伝』2023年3月26日
矢口真里「有吉さんにあだ名をつけられたときに、『ワイプモンスター』って言われて初めて(ワイプを意識した)。ワイプってなんですかってところから入って。でも私、基本テレビみるときめちゃくちゃリアクション大きいんですよ、家でみるときとか。でもワイプモンスターって言われてから、意識するようになっちゃって。手の位置とか」
『八方・陣内・方正の黄金列伝』2023年3月26日
(現在はネイルサロンも経営している)
小森純「ネイリストやるまでは『最近何やってるの?』って言葉がすごい嫌だったの。『最近何してるの?』って言われても、何もしてないみたいな。昔だったらさ、そんなの言わずともテレビみてたら、テレビ出てるなって人だったから。『何してるの?』って言われるのがすごいツラくて。その逃げ道もなかったから。今は「何してるの?』『ネイリスト』って言えることが私の生きがいだし。私がタレント業をやらなくなった理由はネイリストだからって胸張って言える」
『八方・陣内・方正の黄金列伝』2023年3月26日
若林正恭(オードリー)「ものづくり、楽しい?」
又吉直樹(ピース)「楽しいですね」
若林「タイプ的にはそっちが好きなのかな」
又吉「でもやっぱり、たまにこうやってこさせてもらったら楽しいですよ」
若林「テレビにね」
又吉「人と会えると」
若林「小説とか1人で書いてると、人と会いたくなる?」
又吉「会いたくなりますね。かなり不健康ですね、1人でずっとやってたら」
『あちこちオードリー』2023年3月29日
若林正恭(オードリー)「今年45なのよ。初めて思ったのこないだ。あれ? もう45になるのかと思って。もう結論じゃんと思ったの。それが悲しくなかったの。ここまでで、比較的できることと、あとできないこと、俺やっぱり結局、最後までロケってわからなかった。15年ぐらい、テレビ出てからはやらせてもらってるじゃない。15年ロケやってきたけど、やっぱりロケわかんない俺、結局。ここまででわかってることとわかってないことだけでやろうと思った。もう無理しないようにしようと思って」
吉村崇(平成ノブシコブシ)「チャレンジせず」
若林「チャレンジしない俺もう」
吉村「理解できないものはもうしょうがないと」
若林「新しいこととか絶対、手を伸ばさなくていいやって、そのほうがいいやって思った」
吉村「それ成長よ」
『あちこちオードリー』2023年3月29日
(ダウ90000の冠番組、初回の放送)
中島百依子(ダウ90000)「今日は誰がロケに行ってきたんですか?」
蓮見翔(ダウ90000)「はい。初回なんでね。どう考えたって俺が一番テレビに慣れてる」
『週刊ダウ通信』2023年4月3日
山根良顕(アンガールズ)「久々にテレビ来るとスタジオが眩しいっすね」
『ラヴィット!』2023年4月4日
大鶴肥満(ママタルト)「ジーパンは62インチで、テレビぐらい大きいですね」
『水曜日のダウンタウン』2023年4月5日
小杉竜一(ブラックマヨネーズ)「(ネタづくりが)できてなかったことがまず嫌やって吉田から話があってん。(M-1後の)めっちゃ忙しいときに。自分らの番組、十何本やってて。そのときはルミネとかNGKとか立ってたけど、ネタができてるかっていったらそんな作れてなかった。作っても残ってなかって。『俺は漫才師で2人でマイクの前で立っておもろいことが言えるという部分があればテレビで好きなことも言えるけど、ここ(=漫才)がブレてくるとちょっとやってられへんから、その時間つくりたいな』ってところから始まってん、まず」
吉田敬(ブラックマヨネーズ)「で、漫才も下手になっていってるし。劇場なんかでブラックマヨネーズ(の名前が)電光掲示板に出たときに、お客さんワーッてなってくれんねん。で、2人出たときに、そのワーッがだんだん下がってくのよ。期待に答えられへんっていうか。結局、出ていったときが一番歓声多かったみたいな。これよくないやろって。そうならんようにネタ合わせとかもやって。今は出ていったときの歓声は昔より全然減ってるけど、笑いは昔よりあると思う。漫才師が今日はテレビに出てるんだっていうふうに、したいなって思った」
『あちこちオードリー』2023年4月5日
吉田敬(ブラックマヨネーズ)「こんな美肌ブームで。俺もう無理や」
小杉竜一(ブラックマヨネーズ)「それで無理やったらとうに無理やかから大丈夫や」
吉田「電気屋いって8Kのテレビとかみてみ。無理やって」
小杉「画面も綺麗になってるしな。でかなってるしな」
吉田「みえんでええもんみえてるやん。ハチの産毛みえてるやん」
『あちこちオードリー』2023年4月5日
aiko「私、すごいラジオが好きで。ひとり遊びが好きなんですよ、もともと。ひとりっ子なんで」
マツコ・デラックス「一緒」
aiko「マツコさん何して過ごしてました?」
マツコ「私はテレビなの。もうずっとテレビをみてて、誰よりもテレビが好きになり、今こうしてなんの因果かテレビで働いてるの。私の人生はほぼ9割ぐらいテレビでできてんのよ」
『マツコの知らない世界』2023年4月11日
吉住「私の感覚としては、ずっとコントがやりたくて、コントだけ、好きなことだけをやってきてたら、パッて急に、すごい眩しいところに来たぞっていう。ここにいていい人間ではないなと思っちゃうというか。売れる覚悟がなんにもないんですよ。リアクションとか、エピソードとか、そういうことが急に求められて、あわあわしちゃう。そのときに先輩の方に言っていただいたのが、『自分たちは漫才っていう軸があるからテレビに出てもブレることがないんだ』っていう言葉を聞いたときに、息がしやすくなります、テレビでも。そっか、私もコントがやりたくて入ってきたんだってことに久しぶりに気づくというか。自分の軸足をコントにしようって改めて思う」
『イワクラと吉住の番組』2023年4月11日
吉住「結構、女芸人さんである程度ちょっとテレビに出ると、変わったって言われる人、ときどきいるじゃないですか。急に女っぽくなったとか。でも、それって当たり前な気がしてて。みんながむしゃらに芸人として走ってくるけど、ある程度そこの目標の近くまで行けたときに、芸人としての人生は歩んできたけど、もう1個、自分っていう人生はどうなってるんだろうって気づくからそうなるんじゃないかなって」
『イワクラと吉住の番組』2023年4月11日
(一緒に過ごしていた若手時代を思い返して)
日村勇紀(バナナマン)「ホントにあのころは、ホントにヒデ(=バカリズム)は才能あるし、やってることも今と変わらないんだけど、なんか、こいつたぶん売れないんだろうなって思ってたの。なんかタイミングが合ってこないんだろうなって、俺ホント思ってたの。おもしろいんだけどなー、と思って」
バカリズム「日村さんを笑わせることしか考えてなかったですもん。俺もうテレビ無理だと思って」
日村「テレビでバンバンやってくような人にはならない、って思ってた」
『ウォーキングのひむ太郎』2023年4月18日
呂布カルマ「先週(台湾に)行ったっす」
山添寛(相席スタート)「それはラッパーとして?」
呂布「じゃなくて、グルメロケで行きました」
山添「ホンマこんなこと言われるの嫌でしょうけど、テレビタレントって言ってもいいですか?」
加納(Aマッソ)「いま類似タレント一気にぼる塾になりましたよ」
『正解の無いクイズ』2023年4月19日
マツコ・デラックス「社長家族と会食みたいな、そういうのがいま一番稼げるだろうね。テレビ1年やめてそれやったほうが全然もうかるわ」
有吉弘行「で、またテレビ出してもらって」
『マツコ&有吉 かりそめ天国』2023年4月28日
青山フォール勝ち(ネルソンズ)「僕、数年前にテレビのローション使った企画で脱臼骨折してしまいまして。そのまま病院に運ばれて。脱臼骨折って腕を上に引っ張って脱臼を入れるんですけど、僕けっこう体でかいんで、看護師さんとか3人ぐらいで押さえて、主治医の先生が肩に足かけて引っ張るんですけど、僕ローションついてたんでそのまま先生が後ろにコケてました」
『千原ジュニアの座王』2023年4月28日
香取慎吾「SMAP解散して、そこからそれぞれの道を歩むときに、テレビっていう場所でのお仕事が減ってしまうかもしれないなかでも、新しいことをやってみたいっていう方向が近かったのが3人で。中居くんはもう、テレビのなかでやっていきたいようなお話もあったから、その時点でちょっとこう、進む道が違うというか」
中居正広「未来の見てるところが」
香取「それで実際、テレビでのお仕事がなかなか無いなかで、テレビのなかで活躍してる中居くんのことは見てたし、でもやっぱり、テレビを捨てたわけではなく、やっぱりテレビに育ててもらったっていう思いもすごくありますし、あと、ファンの方々が、んー、なんだろう、SNSがあったりいろいろなものがあるけど、やっぱりテレビでもみたいって言ってくれるファンの方々がたくさんいるんで、だからお話いただけたら、出演させてもらいたいなって思いもありながら。ちょっとこう、違うところにいるなっていう感じは」
中居「ステージがね」
『まつもtoなかい』2023年4月30日
安住紳一郎(TBS)「いまJアラート、国民保護に関する情報っていうのがあって、これが最近頻発されることになりました。そうすると、ほとんどの人が大丈夫だろうなと思ってるなかで、逃げてくださいということを十何分間繰り返すんですけども、そのときにたぶんテレビを見てる人が白けてるだろうなと、いうような気持ちになりつつも、自分たちからは何かアクションを起こせない。さらには、マニュアルを一番最後までめくったとしても、ミサイルが落ちたときのマニュアルは書いてないわけですね。そのへんがまだ整備されてない。それは近々私たちがしっかり解決していかなければいけない問題だろうなと、考えております」
『アナテレビ』2023年5月3日
安住紳一郎(TBS)「いまテレビ局に寄せられるクレームのなかで、客観的事実だけアナウンサーは伝えればいい、自分の意見は言うなっていう意見が山のように来ます。結局、クレーム寄せられても気にするなっていうふうに正論としてはとるんですよ。ただやっぱり、私でさえ1件でも2件でもクレームが来ると、それに引っ張られるんですよね。昔は比較的もうちょっと自分の意見を言うキャスターがいたはずなんですが、それがどんどん角がとられて丸くなってて、いまのような状況になってて。いまたがぶん一番、放送で意見を言わない最低のところにきてると思うんですね。バランス感覚のとれたこと言っちゃうと、ほぼ何も言ってないに等しいので、だったら何も言わないほうがいいっていうことになるので。少し伸び伸びできるようになったら、またテレビが息を吹き返すんじゃないかなっていう望みはあります」
『アナテレビ』2023年5月3日
マツコ・デラックス「私は最初テレビに出たときってさ、それこそ嫌われるために出たんだよ。みんなが耳障りなことを言って、でもそれが、あの人の言ってること芯食ってるとこがあるよねっていうさ。でも今さ、耳障りなことが必要じゃないんだよ」
『マツコ会議』2023年5月6日
紀里谷和明「テレビに出るのもこれが最後なんで。表に出るのはこれが最後で、SNSも全部やめるし。全部から身を引きます」
『マツコ会議』2023年5月6日
兼近大樹(EXIT)「テレビに進出したいとは思ってたの?」
やまと(コムドット)「もともと思ってはないんですけど、若い世代からの支持をガッと集めて、つぎ何をしようってなったときに、やっぱ上の世代から、上の層からの支持がほしいなと思ったときに、一番やっぱ効果的なのはテレビに出演することじゃないかなっていうふうに考えて」
鈴木おさむ「なんでフジテレビなの?っていったら、SMAPと嵐がやってたから、って」
やまと「そうですね。スターになりたいっていうところから、お話させていただいて」
『ボクらの時代』2023年5月7日
やまと(コムドット)「YouTubeクリエイターなんで、企画、構成、撮影、編集、アップロードまで全部自分たちでやるじゃないですか。そのなかで、テレビってある程度の流れがあって、っていうものだと思ってたんですけど(いまやってる番組のチームは)『ここの企画もうちょっとこうしたいです』みたいな提案をわりと受け入れてくださるチームで。そこが、ファンの人からみても違和感のないものができあがる。だからいま、ファンの人たちも楽しんでくれつつ、その番組からできたファンの人たちがいま出てきてて」
兼近大樹(EXIT)「やっぱりテレビの力、ある?」
やまと「あります、あります。間違いなくありますね」
兼近「えー。感じないなぁ、最近」
『ボクらの時代』2023年5月7日
吉住「『若手芸人が○○してみました』とか、『若手芸人が○○調べて見ました』みたいな、結構番組があったりすると思うんですけど、昨今、働き方改革によってADさんがあんまり残業できなくなってるんですよ。っていうことは、本来ならテレビマンがやるべき下調べみたいなことを、賃金が安い若手芸人がさせられてるんですよ。で、結構平気で時間もめちゃめちゃおさえられて。若手はバイトもできないんですよ。でも、ギャラがめちゃめちゃ安いんですね。ちょっと正直これは視聴者の方にお伝えしたいんですけど、若手芸人を救えるのはあなたたちだけです。よろしくお願いします。売れてない芸人だと、あんまりテレビ出たことない子だと、もしかしてこの番組で売れれるんじゃないかって、希望をもって一生懸命がんばるんですよ。でも、そういう番組に限って若手を雑に扱ってるんだから、上手に映すことができないんですよ。めちゃくちゃ悔しい。馬鹿にしすぎ。だからテレビ嫌いなんだよって思っちゃいました」
『ゴッドタン』2023年5月13日
狩野英孝「テレビのオンエアとかも、リアルタイムで僕みれないんですよ。自分(が出た番組)のオンエア。10日ぐらい経ってからみるんです。なんでかっていうと、この時間俺を叩いてつやつがいるって思っちゃうんですよ。いま日本中で俺を叩いてるやつがいるって思っちゃう。で、10日後ぐらいに1人でゆっくりみるんです。俺のことなんかたぶん忘れてるだろうなって」
『あちこちオードリー』2023年5月17日
若林正恭(オードリー)「30代のときは、お笑い芸人、芸人って言われたい気持ちはあったんだけど、もはやなくなっちゃって。よかったなぁって思って。ありがとうございました、って思うのよ。30代のときは、みんなでコントをやる番組とかをがっつり3年間とかやったことないし、動物番組とか情報番組やりながらも、いつか(コント番組が)できるんだとか、そのためにとか思ってたけど、もういいやと思ってて。『あちこちオードリー』できたし、みたいな。あっちゃんとか西野くんとかとしゃべってて、俺こっちなのかもなと思ったんだけど、あんまり芸人っていうフィルターでみないでほしいなと思って。ラジオパーソナリティがテレビに出てるってことにしてほしいなって思ったの」
『あちこちオードリー』2023年5月17日
あいはら(メッセンジャー)「M-1めざすんやったら、4分やったら4分しっかり(ネタを)やらなあかんけど、僕らって10分のあいだ何してもええ漫才のやり方をしてるから。ウケりゃええ、喜んでもろたらええのかなっていう。そっちの意識が強いかな。テレビには向いてないかもしれん、正直僕らの漫才って。普段10分でやってるとこ、5分でとか、言われてること自体が、空気づくりがあんまりうまいこといけへん気がするから。劇場でみてもらうのが一番ええんかな」
永見大吾(カベポスター)「上方漫才ってあんまりピントきてこなかったんですけど、僕。大阪に来るまで上方漫才ってなんやろうって思ってたんですけど、目の前にお客さんがいて、目の前の人を笑かせるのが上方なんかなって最近思ってきて」
『やすとものいたって真剣です』2023年5月18日
東野幸治「僕は週刊文春が(ジャニー喜多川の性加害についての)キャンペーンしてたとき、99年ですか、読んでたんですよ。訴えたっていうのも知ってて。判決が出て、言うたら、認められたっていうか、性犯罪というかセクハラ的な要素を裁判所が認めたっていうのをわかってる、わかってる段階で、そのあとジャニーズさんのタレントさんのみなさんとバラエティで共演するじゃないですか。いまから15年ぐらい前からだんだんと、ジャニーさんのおもしろエピソードをみなさんテレビでしゃべってる、現場も盛り上がる、僕も司会の立場で話振る。で、ユーはどうだよこうだよみたいなおもしろ話になってるけど、頭の片隅のほうではそれ知ってるっていう。知ってるけど僕何か言うわけでもないし、なんとなくその場が盛り上がったらいいかなって思ってやってたっていうのは、反省しなきゃいけないところというか」
『ワイドナショー』2023年5月21日
(いまボウリングにハマっている)
向井慧(パンサー)「1人で行ってみたの。やってみたら、なんて自分メンタル弱いんだと思わされたね、ボウリングやったときに。人生でストライクとったことあるよね? だったら、まったく同じ投げ方をすれば、理論上おふたりもパーフェクトとれるってことなんですよ。でもとれないでしょ。なんでだと思う?」
吉住「心が弱いから」
向井「正解です。変わってんのって心だけなのよ。だってボールも変えてない、レーンも一緒。(俺がボウリングをやるときは)絶対にスコアも本名でやるのよ。追い詰めるの。自分でレーンって選べないから、真横に女子大生3人組とかのレーンに案内されることもあるの。1人でボウリング来るってただものじゃないだろ? (女子大生が)ざわつくんだよやっぱり。向井って書いてある。顔見るんだよ。向井じゃんってなる。その状態でボウリングしてみ。投げれないぞ。ホントにカッコつけちゃうから。そしたら、よりいつもよりスコアが悪くなるのよ。でも、それって収録とかでもそうじゃない?って思うんだよね。この人におもしろく思われたいっていう番組出たりするとさ、俺はたいがいうまくいかないの。変な力が入っちゃうから。だからボウリングのスコアが伸びたときに、テレビでもうワンステージ上に行けるんじゃないかなって思ってやりはじめたのがきっかけ」
吉住「え……意外と楽しいきっかけじゃなかった」
向井「メンタルトレーニングとしてのボウリング」
吉住「さらに自己と見つめ合わないといけない」
向井「これね、申し訳ないけど、俺たちは永遠に見つめ続けないといけないと思うんだ」
『イワクラと吉住の番組』2023年5月23日
阪本(マユリカ)「大阪と(東京が)一番違うのは、大阪ってなんぼ行っても芸人さんとしか絡まないんですよ。テレビも芸人さんがMCで、先輩なんですけど。僕ら東京出てきて最初のテレビのお仕事で、僕の横に座ってたの、セクシー男優のしみけんさんやったんですよ。東京すぎて、めちゃくちゃ怖いんですよね」
荒川(エルフ)「ホントに思います。それはホントに思うんですけど、女性タレントさん、平場強すぎません? ちょっとでも緩いトークしたら、ぜんぶ若槻さんにとられるんですよ。1回、井森美幸さんとベッキーさんと朝日奈央さんと荒川がパネラーのクイズ番組があったんですよ。もう、ボッコボコにされて。私、朝起きてもまだスベってたんですよ」
辻(ニッポンの社長)「プロ野球ファンの集まりみたいなのがあったんですけど、僕は阪神タイガースの担当で出たんですけど、西武ライオンズ担当のRAG FAIRの土屋さんにボコボコにされた。もう全然しゃべれへん。芸人さん以外が強すぎる」
『あちこちオードリー』2023年5月24日
(井森美幸大好き芸人)
山里亮太(南海キャンディーズ)「あるスタッフさんがおっしゃってたんですけど、(井森さん)本人がそれ知ってるかわかんないですけど、たとえばテレビでみんなでしゃべってて、同じ系統の話があるときに、ときどき僕らもやるんですけど『それ僕もあって…』って言うじゃないですか。井森さんってそれ絶対やらなくて。『私も』って言うと2つまとめて使わなきゃいけなくなるから、それ迷惑かけちゃうから、つくる側が選ぶために『私は』って言って、どっちかお気にめしたほうをオンエアに使ってくださいっていう意味で、絶対主語を『私は』にする」
『アメトーーク』2023年5月25日
(結婚したことを言わずにメディアに出ていたが)
加納(Aマッソ)「因果関係はちょっとわからへんけど、私らがテレビに出させてもらえるようになったんが、結婚して2~3年後ぐらい。結婚しても何も失うかという気持ちがメラメラと燃えてて。テレビ出て、こうやって仕事して、いやいや結婚してんの関係なかったよって言いたかった」
『イワクラと吉住の番組』2023年5月30日
加納(Aマッソ)「テレビの影響って大きいと思うし、テレビに出ることでいままでなったことない感情っていうのもたくさんあると思うねんけど、ネタに影響があったのかっていうのは聞きたくて。テレビ出るようになって、ネタが変わったっていうのはない?」
吉住「意外とないかも。テレビ周りの設定が増えたなっていうのはあるんですけど。2020年の『THE W』で優勝して、その次にやった単独が結構テレビまわりのネタが多かったなっていうのはあるんですけど。あと、意図してないけどちょっと怖いネタになりがちなんですけど、テレビに出て顔を知ってもらったから、なんとなく人となりも知ってもらってるし、だから得体のしれない女が怖いネタやるよりかは、一応テレビ出てる知ってる女が怖いネタやってるほうが笑ってくれるようになったというか。そこもポップに持っていかなきゃ、みたいなのはあんまり」
『イワクラと吉住の番組』2023年6月6日
吉住「ネタって、テレビでやるのが日の目を見ると思いますか?」
加納(Aマッソ)「まったく。私は、こんなん言ってしまったらアレというか、あんまりネタ番組が好きじゃないかな。ネタ番組に出たい人やと思われるんやけど、ネタやるんやったら劇場でいいと思っちゃうから」
吉住「ライブとかやってると、生のほうが伝わってるなってやっぱり思うし。この(ネタの)なかからテレビに持っていけたらいいけど、とかは付加価値的につけられたらいいけどみたいな感じで。テレビに向けてつくることが逆に少なくなったかも知れない」
『イワクラと吉住の番組』2023年6月6日
加納(Aマッソ)「テレビ出るようになって、テレビあんまりみてなかったんやって気づいてんやん。お笑い番組しかみてなかったなって。当たり前のように芸人以外の人がいて、芸人なんかに興味ない人がみてるっていう世界が当たり前のところにきたときに、あ、ホンマにみんな動物好きなんや、とか。ホンマにクイズ番組って最高なんや、とか。本気でつくってるから。っていうのをみたときに、自分らしい笑いみたいなのが、結構どうでもよくなってきて、逆に。ドッキリとかもあるけどさ、全力でコケてる人を全力で笑うなんて思ってなかった、みたいな自分に気づいて。別に、自分がいままで自分の笑いとかって言ってたのって、どうでもいいかもなって思って。自分が笑ったものをどんどんネタに取り入れていこうっていう感じになってきた。だから、昔からのファンの人とかは、いまAマッソどういう状態?って思ってきてるやろうなと思う。輪郭がぼやけてきたというか。それをいまのところは良しとしてるターン、って感じ。それでいいねんって開き直ってるわけじゃないねんけど、1回良しとしてやってみるわっていう感じで。だから、ネタとかも変わったなって思われてるかなという気はする」
『イワクラと吉住の番組』2023年6月6日
堀内健(ネプチューン)「編集次第だよね。テレビって俺たちがどうしようが、おもしろくしたりつまんなくしたりすることができるじゃないですか」
佐久間宣行「つまんなくすることはないけど」
堀内「やろうと思えばできるでしょ?」
佐久間「まぁまぁまぁ」
堀内「佐久間さんあります? ちょっとこいつやってやるか(=つまんなくしてやるか)みたいなことあります?」
春日俊彰(オードリー)「ないでしょそれは」
堀内「そっちのほうが人間っぽくていいじゃん」
『あちこちオードリー』2023年6月14日
佐久間宣行「ダウンタウンさんもSMAPさんも、芸人が端っこにいたときに出てきて売れたじゃないですか。要はエリート街道じゃないじゃないですか。で、天下摂った感じがするんですけど、おふたりみたいなスターって生まれてくるのかどうかって、どう思います?」
松本人志(ダウンタウン)「答えになるかどうかわかんないんですけど、いったんお笑いは劇場に戻るような気がしてて。これから劇場が盛り上がっていく可能性は非常にに高いなって。ちょっとテレビはもう飽和状態にはたしかになってる。あと、ホントにネガティブな意味じゃないけど、俺あたりがホントに引退したほうが何か変わる可能性があって…とかは思いますけどね」
『まつもtoなかい』2023年6月18日
やす子「自分は人生で2回目のネタ番組で思いっきり(ネタを)飛ばしちゃって、泣いて袖にハケちゃったんですよ、収録中に。お客さんはいなくて、目の前にいたのがウッチャンナンチャンの内村さんとか千鳥さんとか土田さんとか大御所の先輩。裏にハリウッドザコシショウさんとか事務所の大御所、錦鯉さんとかがいて。泣いたのにちょっとウケたんですよね。そしたらハリウッドザコシショウさんが『ウケたからええやんええやん』って言ってくださったんですよね。『それも全部芸人やからな』って言ってくださったのがめちゃくちゃ残ってて。すっごい自分のなかで大失敗なんですけど、同時にすっげぇ尊敬する先輩ができたといいますか。自分のなかで思い出してウワってなるんですけど、でも、アレがあったからいまちょっと強くなれてるなとか、ハリウッドザコシショウさんにあの言葉をもらったから、喜怒哀楽全部芸人なんだなとか、生きてること全部芸人だから笑ってもらえるんだなとか、つらいことがエピソードが全部笑ってもらえるんだなっていう考えに変わって、そこから涙とかテレビで出しちゃっていいんだって思いましたね」
『ボクらの時代』2023年6月18日
大久保佳代子(オアシズ)「(周りに)敵が増えたりしだしたりのは40過ぎてぐらいかもしれない。仕事が増えていって、それこそ自分が一番ガツガツしてたときは、ちょっと人に対して神経質。もともと光浦さんよりは神経質じゃないけど、やっぱり神経質にはなってたとこはあるかも。OLだしみたいな逃げ道もあったし、(出演する)テレビも限られてたし、そのポジションをがんばってやればいいんだぐらいな時期はそんなにじゃないけど、40歳前後でいろんなテレビに出だしてからのほうが、打ち合わせでなんかこのスタッフ感じ悪いなとか。感覚でわかるじゃん。大事にされてないしみたいな。そしたら、わかりましたそういう感じですねみたいなので、こなして帰ってくとか。そっちがその気ならみたいな。自分のためにはならないんだけど」
『あちこちオードリー』2023年6月28日
大久保佳代子(オアシズ)「(この仕事してると)ホントの自分がわからなくなる。ホントの自分をどこに置くかわかんないけど、小学校のときにそんなにしゃべるほうでもなくて、なんならそれこそ動物が好きでみたいなのが、やっぱりテレビでちょっとした小ネタで悪く言う、なんならサービス精神できつい言葉を言う、それのほうの時間が長くなってきてるから、それを言うほうのが私になってる気がする。怖い」
『あちこちオードリー』2023年6月28日
成田悠輔「テレビとかどうなると思いますか?」
明石家さんま「これはなくならないし、テレビ局もなくならないやろうし、そのぶん安心はしてんねんけどな」
成田「なくならないですか?」
さんま「なくならない。お前、テレビなくなると思ってる?」
成田「いやー、なんかだんだん伝統芸能みたいになっていっちゃうんじゃないかなって気もするんですけど」
さんま「いいんですか? 人間国宝になって」
『さんまのまんま』2023年7月7日
マツコ・デラックス「ホントにこの間、1日何もしないで、テレビもみないYouTubeもみない、何もみないで過ごしたら、すごい気分よかったんだよね。それはだから、これ東京じゃなくてもっとね、空気のいい、自然が豊かなところでこれをやったら、もうちょっと私元気に、逆に仕事できるようになるなって、すごい実感したのよ。決めました。もうあなたたちともそろそろお別れですよ。どこか行きます」
『マツコ会議』2023年7月8日
狩野英孝「(ゲーム実況を)生配信でやったら『右じゃねーよ左だよ』『さっきのアイテム使えよ』とか怒られながらやってく感じが、視聴者の方がおもしろくみてくれたんですよ。クリアしたら『おめでとう』『そういうことだ狩野』『よくやった狩野』みたいな。あんまりテレビでは味わったことのない視聴者さんとの距離感、感動がわかりましたね」
『アンタウォッチマン』2023年7月11日
鈴木もぐら(空気階段)「やせてる人が健康診断行くって、すごく意味があると思うんですよ。どこが悪いかわかんないから。でもこんな(太った)人間が健康診断行っても、もうあんたどこか悪いからやせてくれって絶対言われるなと思って」
水川かたまり(空気階段)「いまテレビでそんな話しても、誰も共感してくれないよ」
『A-Studio+』2023年7月14日
みちお(トム・ブラウン)「みんな、集まれー」
あの「まやまやぽんの時間だよ」
みちお「はやくテレビの前に集まらないと、長袖のパジャマ、引きちぎって半袖にしちゃうぞ」
あの「しちゃうぞ」
『まやまやぽん』2023年7月17日
ベッキー「いまのテレビって対立構造が好きじゃないですか。男VS女、綺麗好きVSズボラな人とか。私ってどの番組でも、ぜひ女性代表の意見をとか、ママ目線でとか言われるんですけど、女性を代表して言うとまぁ叩かれる。あなたに女性を語ってほしくないとか、同じ女性でも私は違うとか、いろんな意見があるんですよ。これはどうしたものかなと思ってたときに、こないだ大阪のNHKのキレキレのディレクターさんと仕事したんですけど、討論する系の番組だったんですけど、ディレクターさんが『ベッキーさん、この番組では何かを代表して意見しないでください』って。『常にベッキーさんのアイトークをしてください』って言われたんですよ。主観的な、私はこう。『WeとかTheyとかそういうトークは一切しないでください』って言われたときに、あ、このやりかたで芸能界もずっとやっていけばいいんだ、って」
『あちこちオードリー』2023年7月19日
やす子「自分で『はいー』って言ってるの気づかなくて『サンデー・ジャポン』で人生3回目のテレビのときに、テロップで『はいー』って出たんですよ。そこが注目されてるんだってなって『はいー』を自分のギャグにして」
『あちこちオードリー』2023年7月19日
小沢一敬(スピードワゴン)「編集してくれるから大丈夫だよって言ったじゃん。テレビってそれだと思ってて。編集してもらえる以上、何やったっていいのよ。逆に生放送は失敗したほうがいいとすら思ってる」
『あちこちオードリー』2023年7月19日
呂布カルマ「普段のクラブイベントが飲んでるから。出番が朝の4時やったりするから。カウンターで飲みまくってぐちゃぐちゃなって本番みたいな。だから俺、最近テレビの仕事が増えて、酒飲まへん仕事増えたから、むっちゃ楽っすね。スタッフも誰も酔っ払ってないし。ちゃんとプロやみんな」
『あのちゃんの電電電波』2023年7月20日
(フジテレビの『27時間テレビ』とNHKの『Venue101』のコラボ)
唐沢佐吉(ロバート・秋山)「俺も映んのこれ? 出る側じゃねぇんだよ。局と局でつながるのいいじゃん。これがテレビじゃん」
『Venue101』2023年7月22日
(印象的なネタ)
飯塚悟志(東京03)「テレビコントとかも含めていいんだったら、ダントツ1位は『ごっつええ感じ』のオカンとマー君。あんな衝撃はないぐらい。日常をただ切り取った、全然ボケみたいなのが一切ない、ただ思春期の高校生とデリカシーのないお母さんのやりとり。これはホントに衝撃」
飯塚「かもしれない」
『ゴッドタン』2023年7月29日
(『めちゃイケ』の収録の思い出)
鈴木紗理奈「今日はキャップ被ってやります、出演者全員被ってくださいって、めちゃイケキャップを用意されて。私、横被りとか後ろ被りをかわいいからしてたら、『どういう理由があって横被りしてるんだ。それはおもしろいのか。後ろに被って笑いが生まれんのか』って。おしゃれとかをテレビでしようとするやつはロクなもんじゃないっていうワクチンを私は打たれましてですね。インスタグラムでは私のホントに好きなことを載せさせてもらってるんですけど、そんなことをテレビで言うなんて、って」
『ぽかぽか』2023年8月9日
(昔の『EXテレビ』の映像)
上岡龍太郎「みたい人だけみていただいたら結構です。みたくない人は消して結構です。テレビなんて本来そんなもんでね。みんなに合うようなテレビなんてものは、そうそうあるもんやなし」『ダウンタウン vs Z世代 ヤバい昭和あり?なし?』2023年8月12日
吉永小百合「映画は50年、100年、もしいいものをつくれば残る。テレビはその瞬間、瞬間がすばらしいと思うんですよ。1回(テレビで)3時間ドラマっていうのを日本ではじめてやったときに、王貞治さんがホームランを世界新記録出すか出さないかっていうときだったんです。そうすると、もしそれが成立すればみんなそっちみちゃうじゃないですか、ドラマよりもね。テレビってそういうものなんだと。その瞬間、瞬間のインパクトの強いものをみんながみていくという。すごく時間はかかるけど映画だったら100年もつ映画もあるから、じゃあもう(私は)映画にしようっていうふうに」
『まつもtoなかい』2023年8月13日
岡村隆史(ナインティナイン)「バラエティとかテレビは出たかったの? 昔から」
あの「いや、まったくなんですよ。自分が出る側は、全然考えてもなかった」
あの「……ものによるけど、楽しい。でも楽しい」
岡村「ちょっとなーとか思って帰るときもあんねや」
あの「普通に自分がうまくしゃべれないとか、そういうのです」
岡村「反省すんねやね」
あの「出るからには」
『おかべろ』2023年8月19日
宇多田ヒカル「(他人に自分のことを)知られてないほうが楽だしうれしくないですか?」
中居正広「知らない人と話したことがないって感覚もあるの。自分のことを(相手が)知らないと思って接したことがないのね。テレビに出ている中居で接してる感じかな、どんな人でも。だから『あなたのこと知らないんですけど』って言われたときに、どうやって話せばいいかわからないの」
『まつもtoなかい』2023年8月20日
岩井勇気(ハライチ)「家で1人で酒を飲んでテレビを見ているときが一番怖い顔してるっぽい」
明石家さんま「これはホントに職業病で、俺ははやく引退して、バラエティをみて思いっきり笑いたい。それがちょっとした夢」
『ぽかぽか』2023年8月25日
(自分が出ている番組を見るときに考えていること)
明石家さんま「編集やな、ディレクターの。このDはここ残すか、このDはこの好みだっていうのが。Dの好みのトークしてあげたら残るやん。こいつこういうの好きなんかとか。一応合わせにいく。好き嫌いあるしな、笑いって。ディレクターでもな。そのチェックや。ほんで、自分の好調さをチェック」
澤部佑(ハライチ)「主にそこ」
さんま「それとな、テレビみながらもう1回ツッコむねん。頭真っ白にして。ツッコんだり展開読むねん。テレビと家の俺が同じなら、マルやねん」
澤部「家でみてる自分のほうがリラックスして…」
さんま「そうそう、冷静に。この言葉違うかったなとか、こう持っていったらよかったとか。家にいる俺のほうがよかったなこれ、とか。っていう反省」
岩井勇気(ハライチ)「ツッコんで違ったときに、スタジオの俺オモロ!みたいなときもあるってことですか?」
澤部「スタジオのほうがスゴいときも」
さんま「さんまちゃんスゴいな、って(笑)。俺もう向いてないわ、っていうのもあるし」
『ぽかぽか』2023年8月25日
(番組の出演予定がよくバラされると嘆くFUJIWARA・藤本に)
川島明(麒麟)「藤本さんが笑いにするからです。レギュラーがないとか、そういったことで笑いとるから、テレビ関係の人が、レギュラーを与えてはいけないんじゃないかと。みんなで空き地で飼ってる犬を、家に持って帰ってはいけないんじゃないかっていう」
『アメトーーク』2023年8月31日
(番組のフェスイベントでのスピーチ)
川島明(麒麟)「2021年の春、この番組『ラヴィット』がスタートいたしました。スタートしたときというのは、正直ちょっと逆風で、みんながちょっと叩かれたり、ネットニュースでもくだらんもんが始まったとかいろいろ言われて、僕もですけど田村さんもスタッフさんも、ホントにツラい時間をすごしたと思います。TBSの前っていうのは、すごい桜が咲き乱れててめちゃくちゃ綺麗なんですけども、私はその桜をみる余裕もなく、TBSに入るときはいつもプレッシャーと、今日はどうしたらいいかなっていうことで下を向いたりして、その桜をみることができませんでした。でも夏頃から、子どもとか若い人が『ラヴィットみてます』と、ホントに少しずつですけど温かい声が上がってきて。医療従事者のみなさんも『病院で流せるテレビがやっと見つかりました』なんて、そんな温かい声もいただきました。そして年末、特番をふまえ、急にあのちゃんが送り込まれてきたり、そういったあたりから追い風がすき間風のようにフワッと吹き始めました。そのはじめた当初というのは、ホントにこんな景色が待ってるとは思いませんでした。みなさん、ペンライトをピンクにしていただいて、掲げていただいていいですか?…… あのとき見られなかった桜が、いま咲き誇りました。ありがとうみなさん。みなさんのおかげで、そして大きな拍手を、スタッフさんに届くように拍手してください。ありがとう。代々木第一体育館、スタッフのみなさんにも大きな拍手を。大事な大事なスポンサーさんにも大きな拍手を。そして、今日という日のためにスケジュールをあけて、明日が月曜日だというのに時間をつくって健康で今日ここまで来てくれた、自分のために大きな拍手を!」
『夜明けのラヴィット』2023年9月2日
伊集院光「お笑いって、売れれば売れるほどナメられる要素がないといけないと思ってて。なんだけど、大悟くんってそういう感じでもないんだよね。すごく尊敬されてる上に頼りにされてて」
佐久間宣行「イジってもOKなんですよ、後輩が。攻守両方、無敵に近いぐらい人間力がある芸人さんだと思います」
伊集院「しかも『ヤギと大悟』ができちゃうのはすごくて。芸能界のしがらみも、もしかしたら千鳥のネタも1回も見たことがない人が『テレビでみるより男前やな』なんて言いながらおじいちゃんがフレームインしてきたりとか。あれを見てると、ちょっと格違いに大悟くんすげぇし」
佐久間「だって、これぐらい売れた人には、各クールごとに20通とかの企画書が届くはずなんですよ。それはたぶん、マネージャーさんとか芸人さんで、マネージャーさんが選ぶときもあるだろうけど、このクラスの芸人さんになったら1回当てられるじゃないですか。そのときに『ヤギと大悟やな』って言ったわけですよね。その選球眼がすごくないですか」
伊集院「あきらかに手間かかるし、明らかに大変じゃん。にもかかわらず、ゴーサインを出した。選べる立場の大悟くんがゴーサインを出したのは俺あると思うな」
『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』2023年9月2日
佐久間宣行「ああいうの好きだったんですよ。本当とウソがぐちゃぐちゃになっててっていう。言ってみれば『めちゃイケ』とかもそういう番組じゃないですか。岡村さんがダンスをSMAPのところで踊るのはホントだけど、その前後はコントと入り混じってるみたいな。僕はそういうのが好きだったんですけど、徐々にそれが許されなくなっていったんですよね、テレビって」
伊集院光「みんながどこが本当とか、ちょっとでも演出が混じってるものを『やらせ』って言うようになってきて。なんかね、僕はこれが一番幸せなテレビの形で、あなたがミスしたらどこかの星が爆発しますっていう罰ゲームでも、テレビはいいの」
佐久間「テレビってウソがホントを超えていく部分が感動だったりしたのに、そのウソだけは絶対に許さない勢力はありますよね」
伊集院「そうなんだよね」
『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』2023年9月2日(配信)
やす子「自分が家にテレビがなくて、自衛隊時代もテレビをみなくて、(芸人に)誘われてからテレビをみはじめたんですよ。で、いろいろお笑いをみたときにすべらない話をみて、人の話でおもしろいって感情になるんだって思ったんです」
『にけつッ!!』2023年9月5日
田村淳(ロンドンブーツ1号2号)「(今のように報道されるようになる前に)僕が放送上で収録のときに、仮にその(ジャニー喜多川の性加害に関する)発言をしたとしても、編集権もってる人、ばっさり行きますよね」
東野幸治「行く」
田村「行きますよね。実際、元ジャニーズ事務所の人がゲストに来て、そういうことをほのめかすようなコメントをバンバンするタイプの人、僕知ってるんですけど、その人と一緒になったときも、やっぱその手のコメント一切使われてなかったので。なんで使わないのかって俺が言うのもおかしな話だし、その方も、やっぱアレ使われないよねみたいな感じなんで。テレビ局の人も当然ながら、編集することで、なんて言うんですか…波風を立てない」
東野「今回こういうふうにたくさん時間使うようになって、急に元フォーリーブスの北公次さんの当時のメッセージというか、ジャニーさんとかメリーさんに対するおかしいだろっていうのも、急に各局で流しはじめて。一番最初なんやったの、みたいなところもあって」
『ワイドナショー』2023年9月10日
元民放プロデューサー「(報じることが)できなかったわけではないんですよ。これは逃げたほうがいいなって、打算でしょうね。たとえば、ジャニー喜多川さんが逮捕された、あるいは逮捕令状が出されたという段階であれば、テレビは確実に報道していたと思います。でも、警察からそういう捜査を受けたっていう情報は僕は得ていないので。自分の役割を越えているのかなと思っていた。報道しなかった結果、今のような事態に至っているので。責任ということでいえば、その一端はある。ペンかパンかの選択において、結果的にはパンのほうを選択してしまったのかもしれないと思ってますね」
『クローズアップ現代』「”ジャニーズ性加害”とメディア 被害にどう向き合うのか」2023年9月11日
加納(Aマッソ)「(M-1の)敗者復活に出させてもらったときに、ネタ番組に出させてもらえる機会が増えて、そこでようやくテレビをちょっと知っていくという。でもそんときもネタしかしてなかったですね。ネタのオファーだけがあるっていう」
スタッフ「バラエティにつながるみたいなのがなかったのはなんでなんですかね」
加納「むちゃくちゃかわいくなかったからやと思いますね。その当時の私たちに、呼びたいという要素がひとつもない。なんかインタビューしたらスカすし、ネタ職人ヅラしてるし」
『アンタウォッチマン』2023年9月12日
若林正恭(オードリー)「芸能界って人気商売じゃん。人気って『気』って字を使うじゃん。なんらかの気が充実してる人って人気が出るって思ってて。元気とか勇気とか活気とか、なんなら殺気でもいいと思ってんだけど。ただこれ、忙しくて気が滅入ってくると、やっぱ人気なくなんだよ。普段楽しく生きてないと、なんか伝わるんだよね、テレビってね。でも芸能事務所はさ、数字で売上見てっからさ、気を見ねぇんだよ。気って抽象的じゃん、数字って具体的だから引っ張られんだよ。そうすっと、担当タレントの気がわかんなくなんだよ」
『あちこちオードリー』2023年9月13日
(テレビに物申す系の番組について)
吉住「こういう番組をつくってる制作の方に思ってるのが、クリエイティブな脳があるテレビマンの人が、テレビってすごいからってあぐらをかいてるトレースしか脳のないテレビマンに向けて、私たちを使って攻撃してるんだろうなって思ってるんです。おんなじ立場から言うと角が立つので……あ、ごめんなさい、『こういう』って言っちゃったから『あちこち』が……ちがうんですけど、テレビをもっとよくしたいと思ってるスタッフさんたちが、あぐらをかいてやしないかいっていうテレビマンの人に向けてやってるんじゃないかっていう、側面があるんじゃないかと私は思ってるっていう。私は私で職場環境をよくしたいので、命をもって勝負に挑んでる」
『あちこちオードリー』2023年9月13日
(衣装やネタやキャラなどすべて相方にコーディネートしてもらっている)
たける(東京ホテイソン)「だから、いまここにいるのは俺じゃないんですよ。その感覚なんですよ」
ショーゴ(東京ホテイソン)「テレビに出てる自分が、違う人が出てるって思うらしいんですよ」
たける「勝手に僕みたいな人がテレビに出て、お金が僕に振り込まれてる状態」
春日俊彰(オードリー)「誰なんだお前は!」
たける「いまそれがめっちゃ悩みなんですよ」
春日「本来のたけるって男はどういう人なの?」
たける「俺は本来はめちゃくちゃ学生ノリなんですよ。最初ショーゴにボケられたときに、ツッコミがわかんないから『イエーイ!』って言ったんですよ。そしたらめちゃくちゃ怒られて。芸人がそんなことすんな、ピースすんなって言われて。俺、ピース大好きなんですよ。ピースがだいたい楽しいじゃないですか」
『あちこちオードリー』2023年9月20日
(SNSをやっていない)
澤部佑(ハライチ)「酒飲んでやっちゃいそうっていうのがあるのと、相方から『お前は数値化されるものは手出すな』って」
岩井勇気(ハライチ)「ファンの数が如実に出ちゃうやつはやんないほうがいいぞって」
澤部「やんないで、ふわふわテレビ出てといたほうが、っていうね」
『ぽかぽか』2023年9月27日
(全人類から嫌われてると感じてしまうと語る森三中・黒沢に)
若林正恭(オードリー)「ジャッジを外に設けると、非常に難しいっていう話に、こないだファーストサマーウイカが来たときになってまして。SNSで認められることはもぐら叩きだと。ここの人に好かれようと思って芸をしたら、これが嫌いなやつから叩かれるし。延々終わらないから。ウイカさんが言ってたのは、自分の物語を生きたほうがいいと。俺で言うと、春日と中学から一緒でショーパブ出て番組やってっていう、この流れで自分を見ると、外の意見があんまり気にならなくなるんじゃないかという話をしてたんです。それでいうと、テレビに出たてでドッキリにかけられたてのころの黒沢さんもいるし、20代もがいてた黒沢さんもいるし、いまの黒沢さんもいるわけじゃないですか。その帯で考えたら、ちょっとは安心するんじゃないですか?」
黒沢かずこ(森三中)「……しますかねぇ」
若林「全然響かなかった(笑)」
黒沢「だって今を生きてるんだもん。誰も過去のことなんて覚えてくれてないじゃないですか」
若林「でも自分は覚えて…」
黒沢「自分は覚えてるんですけど、誰も覚えてくれてないんです。過去にやってたことなんで。だから今を生きるしかないんです」
『あちこちオードリー』2023年9月27日
金ちゃん(鬼越トマホーク)「ネタをやらずにテレビ出てるのって、僕らとティモンディだけなんですよ」
『アンタウォッチマン』2023年10月3日
(歯医者で17年ぶりに奥歯を入れてもらった感想)
長谷川雅紀(錦鯉)「広い10畳ぐらいの部屋に、テレビとかソファーとか置いて、少し狭くなったような」
『ロンドンハーツ』2023年10月3日
小籔千豊「おふたりは自分たちのテレビ初出演を覚えてますか?」
松本人志(ダウンタウン)「覚えてるよね? 『素人名人会』ですよ」
松本「一応NSC、学校には入ってたけど、素人ということで『素人名人会』っていう関西ローカルの」
小籔「それはやっぱり緊張しました?」
松本「緊張というか、オンエアみたときにあまりにもふたりともの画ヅラが汚くてショックやった」
『水曜日のダウンタウン』2023年10月4日
塙宣之(ナイツ)「ずっと15年ぐらい(浅草の)師匠の話するじゃないですか。たぶんテレビ局の人が勘違いしてるのが、師匠、死なないと思ってるんですね。常にむちゃくちゃ師匠がいっぱいいると思ってる」
土屋伸之(ナイツ)「さっき名前出した師匠、全員もういない」
塙「テレビに出ると、成仏しちゃうというか」
『アメトーーク』2023年10月12日
羽生結弦「ずっとこうやってフィギュアと向き合ったりとか、表現と向き合っていくときに、まわりとの熱量の差が結構生まれてくるんですよね。自分が突き詰めれば突き詰めるほど、ここまで突き詰めなくてもいいじゃんって思ってる方々がやっぱりたくさんいて。見えてるものが違う、っていうことが正直あるんですよ」
堂本光一(KinKi Kids)「ありますね。それはもうしょうがないです」
羽生「そのときは、孤独だなとか、孤高だなみたいに思うんですけど、結局そこまで突き詰めていかないと実際に自分がやったときに納得はできないし。結局この気持ちがわかるのは自分自身しかいないみたいなのがあって。だったら、自分自身とちゃんと対峙して超えられるようにすればいいし、みたいなことは感じます」
堂本「20代のころの俺に似てる。似てるっていう言い方すごい失礼だな…20代のころは俺もそう思ってたかも。少しずつ楽になっていったけどね。この年になるとそれも楽になっていったんだけど。でも、そうじゃなきゃいけない時期って絶対あるはずだから」
羽生「いま特に一番開発していったり、開拓していったりしてる時期なので。自分が求めてる理想像みたいなものが…」
堂本「その時期は絶対必要だと思う」
羽生「でもそれがあるから、たぶんいまの自分が作り上げたい表現だったりが生まれてきてるし。実際、テレビにたったちょっと映っただけだったとしても、その演技をみて『おばあちゃんが元気になりました』とか、そういうお話を聞いたらやらざるをえないじゃないですか。いろいろな方々が期待してくださってたら」
『スイッチインタビュー』2023年10月13日
岩井勇気(ハライチ)「(若手のときからテレビに出るときのスタンスは)変わらないんですけど、そのままテレビ出なくなっていくんだろうなってちょっと思ってたんですよね。どうせ変われないから。でも、売り物にしてくれたのがやっぱ佐久間さんとかなんですよね。捨てるはずだった野菜を売り物にしてくれたりするじゃないですか」
『ボクらの時代』2023年10月15日
若林正恭(オードリー)「いま思い出すと、俺1回、魂を売ってるんですよね。『エンタの神様』に出たすぎて。テレビに出てないのが俺らぐらいで、1回魂を売ってすぐ出れたんですよ、リズムネタのアメフトのネタでテレビに。その収録をお台場でした帰りのゆりかもめで、アメフトの防具ってめっちゃ荷物になるんですけど、ゆりかもめでバッグを抱きしめながら帰ってたら、涙が出てきたんですよ。魂売ってネタやるのって、こんな悲しいんだ、こんな寂しいんだと思ったの。だから、もう売れると思ってないから、最後にやりたいことをやって、1年だけやって辞めようと思ってたから、もう(事務所のネタ見せで)言うこと聞くとかいうゾーンじゃないですよね。返事もしないし」
佐久間宣行「格闘した上で覚悟決めたってことだもんね」
若林「決めざるを得なかった感じっすね」
『ボクらの時代』2023年10月15日
佐久間宣行「昔のテレビって、芸人の前で言うのアレだけど、こんなに芸人天国じゃないのよ。芸人は出るけど、わけわかんない職業の人たちがもっといたの。大橋巨泉さんみたいな人とか、山田五郎さんみたいな人とか、泉麻人さんみたいな人とか。なんの職業なのか調べないとわかんない人がもっと跋扈してたんだよ。俺たちが子どものころのテレビって。それがいつのまにか、たぶんこれはダウンタウンさんが天下獲られたぐらいからだと思うけど、あとはM-1がはじまってからだと思うんだけど、芸人がどんどん侵食していったの、いろんな番組に」
『ボクらの時代』2023年10月15日
みちょぱ「2年ぐらい前に旦那のほうが事務所を辞めて個人で完全にやるっていったんですけど、その事務所をやめる1~2年前までは仕事がホントになくて、旦那さんの。そのとき私がテレビに結構出てたときだったんで、なんか申し訳ない、でも仕事もしたいっていう気持ちで、何回かちょっとぶつかりかけたというか。そのときはまだ同棲はしてなかったんですけど、おたがいの家を毎日行き来してて。私も毎日仕事があって。でもあちらはそのときは週1あればいいぐらいとかだったんで。私が『明日早いからもう寝るわ』っていうと、『いいな~』っていう」
『まつもtoなかい』2023年10月22日
ヒロシ「(本名の)サイトウケンイチだと覚えてもらいづらいから、芸名がほしいなと思ったときに、簡単に覚えやすい名前ないかなってずっと考えてたんですよ。アキラがいいかなとか。ネタ自体はできてたんで。間に入れる名前は何にしようかなって考えてたときに、テレビの番組表の雑誌が当時あったんですよ。その表紙に一番大きく生島ヒロシって書いてあったんですよ。ヒロシいいなって思って、芸名をヒロシにして活動しはじめたんですよ」
『徹子の部屋』2023年10月23日
の子(神聖かまってちゃん)「親心ですね。あのちゃんよかった、って。テレビでみかけるたんびに、良かったねって。死んじゃうんじゃないかってときがあったから。けどいまこうやって、表現者としてずっとブレずにいまここにいるっていうことが僕は、あのちゃん、すごい。ホントにリスペクトしてる」
『あのちゃんの電電電波』2023年10月24日
カンニング竹山「2007年に(徹子の部屋に出て)徹子さんに『結婚しないの?』って言われて『まもなくしようと思います』っていうのがあって。その3年後の2010年にも出て『浮気したんですって?』って聞かれて。最低の男ですよね」
黒柳徹子「あれ以来浮気はしていらっしゃらない?」
竹山「しててもテレビで言うわけないじゃないですか」
黒柳「確かにそうですよね」
『徹子の部屋』2023年10月25日
東野幸治「テレビの初日のことは覚えてらっしゃるんですか?」
黒柳徹子「覚えてます。その日、モーニングをお召になったNHKのアナウンサーの方が、『今日からテレビが日本ではじまります』っていうことをおっしゃったのが最初の放送で出たんです。そのときに、私は大したことするんじゃないですけども、そのへんのとこを(役として)通行したりするだけなんですけど、テレビがはじまった日から出てる」
『1周回って知らない話』2023年10月25日
(いまの芸能界をどう思ってる?と聞かれて)
黒柳徹子「いま私、いいと思ってますよ。忖度とかみなさんおっしゃいますよね。忖度があるとかないとか。昔テレビがはじまったころって、もっと露骨に、たとえば一緒に出る女優さんがいたとしてですね、ディレクターが来て『あの人は今日出てる一番有名な男の俳優さんの彼女だから、失礼なことのないように』なんて」
『1周回って知らない話』2023年10月25日
黒柳徹子「やっぱりテレビで大事なことは、正直にやるってことなんですよ。そのほうがいいじゃない。だから私は正直に、これからも嘘をつかずに生きて、100歳ぐらいになったときに(政治記者になって)『総理、税金を少しさげていただけませんか』って言いに行きたいと思います」
『1周回って知らない話』2023年10月25日
黒柳徹子「(YouTubeは)おもしろいですよ。すぐお返事がくるでしょ? いままでテレビは出たら出っぱなし、舞台も…舞台はまぁ、そこにいらっしゃる方はわかるけど、でもいろんなことわかんないじゃない。でもYouTubeはすぐわかりますから」
『徹子の部屋』2023年10月26日
(なぜ『報道ステーション』から降りたのか)
古舘伊知郎「ホント生意気の極みで、テレ朝よりなにより、みてる方に申し訳ないんですよね。もう1回、昔の自分流でしゃべって、トーキングブルースも大復活させて、ずっとやって死んでいきたいっていうわがままさ、業、またひとつの業が出たんです。それが本音です。あともう1つずるい本音もあって、このまま行ったら俺首切られんじゃないかと。局側に首切られる前に辞めておこうかなっていうずズルさもありました。これは本能っていったら聞こえがいいけど、それはありました。今だから平気で言えるけど。テレビ局には申し訳ないけど。なんでかって言ったら、やっぱり俺の言説とかで軋轢生んだりするじゃないですか。テレ朝にはホントに感謝なんだけど、直接『あんなこと言うな、やめろ』とかいう振り付けは一切なかった。なかっただけに、『古舘さん、このまえかなりおっしゃいましたね』みたいなことが来たりすると、この人たちも現場の取材が僕が言ったことでやりづらいんだろうなっていうのも思ったりするじゃない。このまま行くとネット社会の台頭で、どんどんネットが本音のこと言ってくるぞと。そういうときに、テレビもどんどん窮屈になるぞみたいなことも含めて、俺が言いたいこと言ってていいのかな、首切られるまえに、このあたりでいいっすか?みたいに言おうかなっていう、いやらしい本音と、あともうちょっと自由闊達にしゃべりたいみたいな、両方ありましたね」
『スイッチインタビュー』2023年10月27日
伊集院光「最近パッと(『あちこちオードリー』を)見たときに吉住が出てて。で、吉住がかかった感じで、ある意味テレビで言わなくていいことをずっと言ってて。『私はこういう番組はすごく不愉快だ』って話をしたりとか、『こういう扱われ方をされる番組はクソだ』みたいな話をはじめるの。最終的に『業界の裏の話をするようなやつも駄目だ』みたいな話をはじめるの。そのあたりで俺は、『こっちもかなり大人になってるから、そうは言ったってやらなきゃいけない番組もいっぱいあるしね。現にいまあなたがやってることは、その業界の裏話とか本音をやってる、あちこちオードリーもそういう側面ありますよ』って思うんだけど、そのあとにもう心からの声で、『私は善良なテレビマンと仕事がしたい』って。要するに、業界の裏をただやってればいいと思ってる番組は断固としてクソだと思ってるけど、ここの番組をみてる人もやってる人もいい番組をつくりたいって人だから私はやりたい、みたいに話はじめたときに、あの不器用そうな感じと…あんたの番組の魔力だよ。あそこで本音でしゃべらせたいと思うし、俺も行ったときにこんなこと言わなくていいのに、ここであの番組で若林くんの前では言っておきたいっていう」
佐久間宣行「若林くんはそうだと思います。そういう人なんだと思います」
伊集院「黒沢にも吉住にも降りてくる、何か降りてくるっていうのがアレすごいんだよ」
『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』2023年10月28日(配信)
佐久間宣行「(森三中の)黒沢が(『あちこちオードリー』で)最後に言ってたことを、これいろんなタレントさんに聞いてみたいなと思って。黒沢は、カメラが回ってるときがホントの私なんだと。で、収録が終わったら閉じちゃう。内気な自分になっちゃう。それが普通の私なんだけど、でもそれが本当の私じゃない。カメラが回ってるときに、人と話して余計なこと言っちゃったりするのが本当の私なんだって言ったんですよ。俺それ、ちょっとわかるなって思ったときに、それ伊集院さんに聞いてみたいと思ったの」
伊集院光「それこそ、ラジオやったらわかりますよね。よく、ラジオの伊集院さんがホントの伊集院さんで、テレビの伊集院さんは違う伊集院さんですよね、って言われる。言われるうちに自分もそんな気してくるんだけど、あんなにひどいこと考えてるわけでもないから。全部ホントじゃないですか。全部ホントで、私生活の自分がホントはこうなりたいのにって思って芸能でやってるし、さらに俺は何か隠してることがあるっていってラジオやってんだけど、実はNHKのEテレのほうがもっと芯くった言わないほうがいいこと言ってたりとか。いろんなとこ分担してて。とくに黒沢さんとか俺みたいなタイプは、それぞれが濃いんじゃないのかな。演じてるわけでもなくて、ラジオだから調子に乗ってるってことを借りてホントのこと言ってたりとか。テレビだからこういう優しい面もみせとかなきゃっていうのを借りて本当の優しい面が出てたりとか」
佐久間宣行「照れくさくて出せないとこね」
伊集院「だから、どれが本当でどれが嘘みたいなのは、実はみんなが思ってるほど簡単じゃないですよね。家にいれば本当、テレビの前では演じてる、ではない」
佐久間「そう、テレビの前で演じてるんじゃないんですよ、タレントさんってみんな。テンションの上げ下げとかあるけど、本当を出すんだけど、その本当のブレンドの仕方が人によって違うってことですよね」
伊集院「だからみんなね、すごく哲学的な話なんだよ。ナダルさんは悪い人じゃないんだけど悪い人を演じてる、は間違いだと思う。ちゃんと悪い人の素質は満々にある。だけどその奥にかわいげもあって、そのかわいげを、じゃあそのディレクターが少しこういうふうに出していきたいとかやってく調整具合で。単純にナダルは本当はいい人なのに悪い人を演じてるって言っちゃう人は、僕はまだ浅いと思うし、ただ悪い人っていう人も浅いと思うんだよね。テレビの魔力は、そのちょっとしたブレンドの具合みたいなのを、本人の力もカメラの力も編集の力もあって変えられちゃうし変わるしっていうのが、なんか正直なところかなぁ。……あれ? こんなちゃんとした話するとこだった?」
『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』2023年10月28日(配信)
菅原小春「うち結構、家が変わってて。ご飯食べてるときにテレビとか、というか生活のなかでテレビをみちゃダメだったので。いいスピーカーでいい音楽聞くみたいな。だから踊ってたりとか、普通にずっと音楽があるから、この延長で(ダンスをはじめた)。で、自分で音楽を選んで、振りをつくって。小学校の友だちに、あなたはここのパートを踊って、ここで歌ってねって。ディレクションするのが好きだったんですかね。仕切り屋。小学校にいたウザい仕切り屋の女」
『ボクらの時代』2023年10月29日
(NMB48からの卒業を前に)
今田耕司「いかがですか、いまの気持ちは?」
渋谷凪咲「きっとテレビみてくださってるみなさんは、私のアイドル姿なんか1回もみたことないと…」
ファーストサマーウイカ「そんなことないよ!」
今田「そんなことないよね。1回ぐらいあるよ」
渋谷「1回ありますか? メンバーで歌えるということがすごくうれしいです」
『わが心の大阪メロディー』2023年10月31日
斎藤司(トレンディエンジェル)「『相席食堂』とか『IPPONグランプリ』とかあるじゃないですか。結構ひりつくような。あれで僕たぶん、日本一スベってるんですよね」
たかし(トレンディエンジェル)「斎藤さん『相席食堂』毎週録画してみてたんですよ。自分が出てからスベりすぎて、1回もみなくなった」
斎藤「『IPPONグランプリ』もオンエアの日はとにかくテレビのないところに逃げて」
『あちこちオードリー』2023年11月1日
マツコ・デラックス「私、なんでこんなにテレビ好きになったかっていうと、みなさんが勉強してたりとかいろいろしてるあいだ、ずーっとテレビみてたのよ」
有吉弘行「14型」
マツコ「そう。しかもテレビデオ。AIWAの。ずーっとあれを寝っ転がりながらみてたのよ」
『マツコ&有吉 かりそめ天国』2023年11月3日
古舘伊知郎「(ryuchellさんが亡くなったときの報道への発言を聞いても)テレビのあり方に対してもクエスチョンがあるのかなって思ってるんだけど、どうかな」
山里亮太(南海キャンディーズ)「それは確かに…たとえば、ひょっとして違ったらアレなんですけど、もう今日とかも、自分でわかんないこととかあって。このまえ、おばあちゃんがお孫さんを車のなかに置き去りにしたっていうニュースがあって。それを聞いたら、おばあちゃんも本当につらくて大変だろうって思ってるそのニュースのときに、ずっと映像に、おばあちゃんが警察署に送られるところ、警察に囲まれて移動してて、ずっとマスコミのカメラが車に乗ってうつむいてるおばあちゃんを撮ってる映像を流したんです。僕はそれがどうしても納得がいかないと。事情を考えたときに、おばあちゃんのつらさとかもあって、それなのになんでみんな事件を起こした犯人っていう1個にして」
古舘「僕は報道の人の気持ちはわかる。『報道ステーション』12年やってたから。そことどう向き合うかだと思うんだよね。悪いことやった、過失がある人をいさめて、今後そういうことが連続して起きないように抑制するっていうのはメディアの役割ではある。じゃあ、正義だけが正義ですか。おんなじようなことで、明日この人が逮捕されるようですっていう、この人は明日どうやら逮捕の模様、断定はできませんが、っていうのを聞いて俺は伝えなきゃいけないから、ニュース下りで伝えたのよ。伝えたあとに、って言っていながら、なんで明日逮捕されるってわかっちゃうんですかね? わかってるんだったら今日逮捕すればいいのに警察も。視聴者目線のつもりで言った。(そしたら制作の現場では)こっちはね、警察のなかでいろいろな人脈のなかでリークしてくれってささやいて、明日逮捕される模様だ、スクープですよ、独自出してるんですよと。それを、なんで知ってるんですかね、今日逮捕すればって子どもみたいなこと言うな。これはイラ立ったけど、一理あると思ったんだよ。だんだん一理も二理もある。でもそのあとに、最後までそっち側にはつかない。おれは対立しようと思ったの、生意気言うと。だってその人たちの世界の正義感と、その人たちの常識で生きてるんだから。じゃあキャスターとか司会者とかMCとか言われる俺らはどうすればいいかっていえば、ただひとつだよ。視聴者にあたながつなぐんだよ。俺は月金でそういうのは退いちゃってるから、だから生意気も言えるし、あなたに託せるんだよ」
『スイッチインタビュー』2023年11月3日
池谷実悠(テレビ東京)「(伊集院さんと佐久間さんの)お二人は、レギュラーよりも本当にたまたま当たるような特番とかもみてるじゃないですか。それがおかしいですよね、まず」
伊集院光「俺はもうテレ東しか映らないようにテレビをはんだ付けしてるから」
佐久間宣行「特番をみてるのがおかしいっていうのを、局員が言っちゃダメ」
『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』2023年11月4日
(なぜテレ東の番組はロケで出会った一般人にステッカーを配るのか)
佐久間宣行「テレビに昔お金があったころは、クオカードだったんですよ。テレカ、クオカード、ステッカーっていう変遷がある」
伊集院光「この先、不況がすごくなったら紙になるね。ただの紙」
佐久間「それか、データで送りますになります」
『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』2023年11月4日
ユースケ・サンタマリア「さぁみなさま、この日曜の朝を彩ってきた『ボクらの時代』、本日が涙の最終回です。……いまテロップで『違います』とか出てることを祈ってますけど。『このテレビはフィクションです』って出ててほしいんだけど」
『ボクらの時代』2023年11月5日
東野幸治「ベッキーさんでございますけれども、ネットニュースになって、先月28日、ベッキーさんが出演した番組で、最近気になるニュースとしてフワちゃんの遅刻を取り上げて『誰も怒らないよ。フワちゃんの遅刻をガチで怒る人っているのかな』みたいな発言が、『いやいや遅刻はアカンでしょ』みたいな感じで批判殺到した、みたいなんがまたさらにネットニュースになるっていう。大変ですね」
ベッキー「ついにほんこんさんに(YouTubeで)怒られてしまいました」
東野「ほんこんさんは、テレビでこういうことやりたいけど何のオファーもないからずーっとやってるんですよ。自分のYouTubeで」
『ワイドナショー』2023年11月5日
(犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリめっちゃしんどい説。嫌がる津田をみながら)
矢作兼(おぎやはぎ)「テレビってね、嫌がるやつにやらしたいからね」『水曜日のダウンタウン』2023年11月8日
中居正広「いますごく制約が厳しくなってきてます。これは言っちゃだめ、これはやっちゃだめ、それは教育によくない、それがちょっとテレビの魅力っていうのを窮屈にしてるんじゃないかなって感じることあるかなって」
黒柳徹子「そんなに窮屈にしなくても私いいんじゃないかしらと思うけれど。常識的な人間のもってる優しさがあれば。これは言っちゃいけないなんてそんなこと決めなくたって。私がテレビをはじめるときに、アメリカからきたNBCのディレクターの人が『テレビは永遠の平和をもたらすかもしれない』って言ったんです。それを聞いて、テレビやってると平和を自分で何か手助けすることができるのかもしれない、そう思って私はやってきたんです。一向にあんまりそういうふうにならないですけれど、でもやっぱり、こういうふうに危なっかしい世の中になってるじゃないですか。でも、ここを乗り越えて、やっぱりみんなで楽しく生きていきましょうっていうふうにね、言えたらいいなって。そうするとみんなね、なんてのんきなんだろうってお思いかもしれないんだけど、でもそういうふうに思ってたほうがいいんじゃない? そう思わない?」
中居「娯楽にすぎないんですよね。テレビみてる人が少しでも日常の嫌なことを忘れてくれればいいなとか、少し時間を忘れる瞬間、それが1時間なのか2時間なのか、一瞬なのかもしれないけども、その一瞬でもいいから少しの時間でもいいから」
黒柳「私は(テレビを)おもしろいと思ってるわよ。ただ、もうちょっと質を良くしてほしいと思います(笑)。いまちょっとね、そこのとこが、品格をもって。バラエティなんかを作る方は、品格をもってやっぱり作っていただきたいと思っています」
『金曜日のスマイルたちへ』2023年11月10日
(クズ芸人界における相席スタート・山添の立ち位置)
岡野陽一「もちろん一緒のクズ村にいる住人だとは思ってるんですけど、我々は区役所の裏に住んでる村人。ただこいつ(=山添)は、うまいこと県境みたいなところに住んでるんですよ。高速道路の入口みたいな。それでいろんな村に車で行ったりして、我々の区役所にテレビが来たときだけこいつ来るんですよ」
『マルコポロリ!』2023年11月12日
信子(ぱーてぃーちゃん)「まず、おもしろ荘をめざそうって(すがちゃんに)言われて。ぽ?と思って。え、M-1は?みたいな。それで結局、めざそうっていったその年に…」
きょんちぃ(ぱーてぃーちゃん)「4月結成で、その年の年末(のおもしろ荘に出演した)」
すがちゃん(ぱーてぃーちゃん)「賞レースは向いてないと思ったから、キャラをがっつりつけてテレビとかに使われる芸人になろうっていう」
『アンタウォッチマン』2023年11月14日
すがちゃん(ぱーてぃーちゃん)「そもそもSNSとはなんなのかとか、なんのために使うものなのかとかを1から勉強して。YouTubeは僕らをテレビでみたファンの受け皿。要は、せっかく好きになってもどこに集まればいいかわからないっていうファンが集まる場所、家がYouTube。TikTokは『おもしろ荘』に出てからしかやらないっていう。TikTokはちっちゃな名刺をばらまくことだって思ったんで、『おもしろ荘』に出たときが一番反響があるとき、その期待と反響があるタイミングでTikTokでショートネタとか、いろんな芸人とコラボ動画もやったし。『おもしろ荘』が終わった1時間後とか2時間後にTikTokやるようにしたっていう」
『アンタウォッチマン』2023年11月14日
NANA(MAX)「(ブレイクから時間が経って)だんだん暇になってきたんで、とにかく体動かしてないと心がやられそうだったから、ジムにしょっちゅう行ってたら(私に気づいた人に)『もうMAXはやらないんですか?』って言われたんですよ。私いまもMAXだけど、と思って。ずっとMAXの活動続けてるのに、もうMAXは終わったって思われてるんだと思って。ライブ活動もしてるのに、テレビに出てなかったんですよ。テレビに出ないと、もう消えた人って思われるんだってことに気づいて、これはテレビに出なきゃいけないって思ったんですよ」
『週刊さんまとマツコ』2023年11月19日
藤田憲右(トータルテンボス)「テレビで売れたいっていうのをなくした時点で楽しくなった」
大村朋宏(トータルテンボス)「M-1ゴリゴリのときは諦めてなかったからさ。ちょっと苦しかったよね。2010年ぐらいにNOTTVみたいな番組で、すげぇエロ番組のMC来たんで、そこを引き受けたぐらいで諦めたよね」
『あちこちオードリー』2023年11月22日
ハリウッドザコシショウ「松本さんの『一人ごっつ』がすごい好きで。あれって30分のなかに短いコーナーが数珠つなぎじゃないですか。あんな感じで、将来ああいうテレビ番組、冠番組がもてたらいいなと思って。いつオファーが来てもいいように毎日短いコーナーを(YouTubeに)ずっとあげてた」
『あちこちオードリー』2023年11月22日
兼近大樹(EXIT)「今って枠がいっぱいあるじゃないですか。テレビだったらテレビ内の有名なタレントさんの枠があって、YouTubeではYouTube内で有名なタレントさんの枠があって、その枠に合わせていくみたいなのができるようになってきました。テレビの枠がわからなすぎたんですけど、最近は自分も出てるから、こういうときに誰々の名前出しときゃいいんだとか、あるじゃないですか。ただ芸能人の名前出しただけで盛り上がってるときあるじゃないですか。そういうのとかを学びました。手抜きを覚えたというか、いい意味で」
『あちこちオードリー』2023年11月29日
兼近大樹(EXIT)「テレビって、まったく変わらないままテレビは軸で走ってるなっていう。時代変わってもテレビだけは変わらないままじゃないですか。そこはやっぱテレビのいいところだなって思いますよね。変わらないままずっときてる。だから『キングオブコント』の後ろで女性がいっぱい座ってるし」
りんたろー。(EXIT)「やめろよ! 角度が意地悪になってるよ!」
『あちこちオードリー』2023年11月29日
柏木由紀「化粧品(のブランドのプロデュースを)やってるんですけど、でも、テレビではそれやってるのバレたくない。そっちに行ったとは思われたくない」
『あちこちオードリー』2023年11月29日
(芸人としてどうなりたいか)
海原やすよ(海原やすよ・ともこ)「最終、劇場。だって、テレビとかは自分たちが出たいっていっても、使ってくれる人がいるかどうかになってくるけど、ってなると、劇場にどんだけ残れるかってなったときに、劇場でしっかりお金いただいて、おいしいご飯が食べれれば。劇場に出てていい生活ができるっていうのは、舞台人としてはね。でも、テレビに出なくなったらツヤがなくなるやん。なんかわかる? 舞台だけになると。アレはちょっと嫌かな。テレビの画面出てる人って、男前とか美人とかじゃなくて、なんかツヤがあるやん」
やすよ「でも、テレビ出なくなって舞台だけになると、なんか…顔が黒くなる(笑)テレビ出てる有名な人って、肌が陶器みたいやねんな」
礼二(中川家)「いいねぇ。やすよらしくていいよ(笑)」
やすよ「ツヤのある舞台人でいたい。ただただ舞台行ってお金もらおうにはなりたくない。…以上」
ともこ「(笑)」
『やすとものいたって真剣です』2023年11月30日
大悟(千鳥)「いいなと思うよ、ポポをみてると。ポポみたいな人間になりたいもんやねって。こんぐらい自由そうにやってるワシですら、テレビ意識してとか多少は考えるやん。ポポぐらい意識せず生きるべきなんやろうなと」
『ヤギと大悟』2023年12月1日
八木真澄(サバンナ)「テレビっておもしろい人がもういっぱいいてるんで、おもしろい人のなかで(僕だけが)おもしろくないって感じなんですけど、営業行ったらおもしろくない人のなかに僕がポツンといてるからおもしろくなる」
『週刊さんまとマツコ』2023年12月3日
ビートたけし「テレビがメインのときはそれしかないんで、いいんだよ結構。プロレスなんかも力道山がメインのときは、今のおかしいんじゃないかとか、毎日血が出てるのにかさぶたがないとか、鼻血はみたことないとか俺は言ってたんだけど、でもそれはプロレスが天下をとってたからいいんだよ。でも、対抗馬とか他にみるものができてきたから許されなくなって。テレビも、許される時代と、おでん投げてダメだなとか、ほかにYouTubeとかいろんなものが出てきたときに、それがひとつじゃないから…」
松本人志(ダウンタウン)「これしかなかったから、みんながこれに文句言っちゃうとこれなくなったら困るからみんな言わなかったんですよね」
『まつもtoなかい』2023年12月3日
ビートたけし「漫才は完全に引退してんだよね。できねぇ。お笑いも半分ダメだこれ。映画はまぁまぁかな。映画なんかはオーダーとか、テレビのタレントもオーダーがくるじゃん。そのうちはまだ俺のこと必要なんだと思って。来なけりゃ引退。強制的にっていうか。自分から『やめます』っていうのはさ、なんかさ、踏ん切りが良さそうで、なんか…」
松本人志(ダウンタウン)「だって、オーダーはあるんですもんね。それに応えてあげたいって気持ちも」
たけし「結局、ボロボロにダメになった自分もみせてあげたいしね」
中居正広「自分でもみてみたいってのがあるんでしょうね」
たけし「そう。情けねぇ自分ってのがあるじゃん。それでもしょうがないよ。それまで笑って金くれた人に、こんなになっちゃったっていう姿も見せたっていいかなって」
『まつもtoなかい』2023年12月3日
田中卓志(アンガールズ)「山根が、テレビとかもう別に諦めてるって」
田中「諦めてるってお前言ったじゃん! もう俺をつかうディレクターはいないから…」
山根「諦めてるっていうよりかは、冷静にみて、山根ってテレビでそんな引きないなと思うのよ」
田中「いや確かに使い所は難しいかもしれないけど。(山根が)何をもってるのかって、いま答えられる人のほうが少ないと思うけど」
『あちこちオードリー』2023年12月6日
田中卓志(アンガールズ)「(テレビで)素の山根でいけるために、1回嘘をつけっていってんのよ。じゃないと、本来の自分が出せないまま終わっていっちゃうから」
山根良顕(アンガールズ)「本来の自分を出してるから、テレビに出てないのよ。本来の自分を出してないやつがテレビに出てんだから」
『あちこちオードリー』2023年12月6日
DJ KOO「遠くで(自分が出てる)テレビがかかってて、それが聞こえてるぐらいがちょうどよくて。向き合うのはちょっと恥ずかしかったりするんだけど。それを家族が必ずみて、奥さんと娘は『おもしろかったよ』って言って、それで救われるっていうのがすごくあるんですよ。ダメ出しはなくて。『おもしろかった。大丈夫おもしろかった』って」
『ボクらの時代』2023年12月10日
モト冬樹「いまから飲み会に行くんで結構テンション高いときに、新幹線に乗ってたら前にめちゃくちゃ目立つ女がいて。一緒に飲みに行く?って、連れて行ったことある。それが叶美香ちゃんだったんだけど。いま思えばだよ。当時はまだテレビに出てないから」
『キョコロヒー』2023年12月11日
(先月の芸人としての給料がゼロだったと番組の収録で報告したザブングル加藤、その後、宅建合格)
明石家さんま「生きようとする人の力ってすごいな。収入ゼロから宅建への道。100円の参考書だけで。生きようとする力…テレビの前のみなさん、生きよう。もうとりあえず生きよう」
『さんまのお笑い向上委員会』2023年12月16日
藤原紀香「前の結婚のときもいろいろ勉強になりましたし。ホントに前の旦那さんがテレビに出てると、これあまり言ったことないですけど、(愛之助と)2人でバラエティみて笑ってますからね」
『1周回って知らない話』2023年12月20日
平子祐希(アルコ&ピース)「俺らテクニックみたくてテレビみてないもん。人間が人間みたいからチャンネル回すんだよ」
『マルコポロリ!』2023年12月24日
上沼恵美子「私はテレビをみて育ち、テレビに出て稼がせてもらい、テレビっ子で、死ぬまでテレビは我が家というか家のスターじゃないといけないと思ってるんですよ。そらネットのほうが便利で、そっちのほうにとられてるっていう気持ちはわかるんですけどね、やっぱり家のなかにドンと中心で置かれるのはテレビでないといけないと思う。家族の目がみんな同じ画面をみて語らい、歌い、怒り、喜び、してきたわけだもん。だからテレビは衰退していくとか、ネットのおかげで、そんなことはないと思うの。たとえば冷蔵庫ってずっとあるじゃないですか。形や性能が変わってもやっぱり冷蔵庫は必需品。テレビもそうなんですよ。スポーツ観戦もみんなでワーッとみて応援したり、歌だってそう、家族でみんなで語らえるというかね、家族の時間を刻める、それがテレビの役割があるわけですから。テレビは貫禄があります、なんだかんだ言っても。スマホもすごいです。情報源はすごい。でもマンツーマンっていう感じがするの。その便利さはもらってもいいと思うんですが、テレビはテレビで、大黒柱とまではいきませんけども、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、これは絶対に必需品。なくなることはないと私は思っております」
『あさイチ』2023年12月25日
博多大吉(博多華丸・大吉)「僕、生意気ですけど、もっと堂々としたいというか、堂々とすればいいのにって、テレビって。いろんなところに気をつかいすぎてて。作る側が」
『あさイチ』2023年12月25日
黒柳徹子「今年はテレビ放送が開始して70年ということで。テレビがある生活になって、タモリ少年は何か変わったことはありましたか?」
タモリ「テレビはよくみてましたねぇ。映画がよくやってましたね。喜劇もやってて。それからカラーの時代になるんですけど、いまはカラーテレビは当たり前ですけど、当時はカラー放送があって、その次にモノクロの放送があって、またカラーになって、番組によってカラーとモノクロがわかれてるんですよ」
黒柳「そういうのがあったんですか」
タモリ「ありました。カラー放送のときは左下に『カラー』って出るんですよ。うちはカラーに変えてくれっていってもなかなか変えてくれなくて、そこのカラーって出るところに、自分でカラーって書いて貼ってたら、親父が怒ってましたね。『当てつけか、この野郎!』って。当てつけなんですけどね」
『徹子の部屋』2023年12月28日
(5年後に天下を獲っている芸人は誰か、というテーマでトーク)
加納(Aマッソ)「正直、永野さんは天下獲ってると思うんですよ、1個」
永野「……俺、好きなんですよAマッソ」
加納「うれしないねん(笑)。だってね、正直今年、永野さんエグいじゃないですか。去年と比べて、永野さんの番組における重要度ってめちゃくちゃすごくなったじゃないですか。いまテレビでこれだけ思ってること言える人って、永野さん以外いないんですよ。1個永野さんは、永野さんのジャンルにおける天下を獲ってると思う」
『令和ロマンの娯楽がたり』2023年12月28日
ヒロミ「よく昔(のテレビ)はおもしろかったって言うんだけど、いまもおもしろいし、やっててはね。ただ、昔はやっぱりいろんなテレビで放送をする内容というのが、もっと自由だったっていうのはあると思うんだけど、それがいいか悪いかっていうと、いまの時代でみると、もしかすると違ったのかもしれないし。いまはいまで僕は楽しいし、昔からみてる人は『いまのテレビは昔と違って』って言う人もいるかもしんないけど、それはやっぱり時代だから、しょうがない部分は間違いなくあるし」
『ワイドナショー』2023年12月29日
バカリズム「お笑い色が強い番組は、やっぱりお笑い芸人ですから、この番組ギャラいらないなって思うぐらい楽しいこともあるんですけど、やっぱり情報性が強い番組とかはちょっと仕事としてやってる部分があって。で、たまに、もともとお笑い色が強い番組だったのが、徐々に情報性が強くなる瞬間ってあるじゃないですか。そういうときは寂しいなと思う」
東野幸治「今田さんに聞きたいです。おもしろい番組やりましょうって立ち上げて、半年後、ちょっと数字が悪いんでリニューアルしますっていって思いっきり情報番組のときは…」
今田耕司「なんでそれを楽しまないの? 変わっていくさまを。情報に寄せんねやったら、情報をベースに…お題みたいなもんじゃない。いうたら、バラエティで特化してたらバラエティでおもしろいことしてる、一番わかりやすい。でも、これが情報番組になったときにその情報を餌に芸人やればいいじゃんって俺は思ってしまう。おもしろがれやっていう」
東野「ニュースでもワイドショーでもグルメでもなんでも、それを自分のなかでおもしろくするっていう」
今田「だからこそ『ワイドナショー』来たら僕は浮きますよ」
東野「(笑)」
ヒロミ「浮いてない浮いてない。たまにね、噛み合わないときがある」
今田「いいんですよ! テレビは異物でいいんですよ!」
『ワイドナショー』2023年12月29日
東野幸治「テレビよりもやっぱり令和ロマンをみてほしい? 漫才をみてほしい? おしゃべりをみてほしい?」
髙比良くるま(令和ロマン)「ネタをみてほしいですね」
東野「出たい番組とかってないの?」
くるま「M-1グランプリ2024」
『ワイドナショー』2023年12月29日
伊集院光「俺もよくわかんないんだけど、今年まぁまぁ働いたの。そこそこ忙しかったの。ちょっと休みたいなと思っても、テレビで佐久間さんをみるたびに、負けるもんかと思っちゃう。あの人はこの出役のほかに、編集やってリハーサルやって企画やってんだからって。そのなかで(映画の)『鬼太郎』みてんだから、俺も見てやろうって。よくわかんないことになってる」
『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』2023年12月30日(配信)
佐久間宣行「(『家、ついて行ってイイですか?』の)1話をみたときに、びっくりしたんですよ。今となってはなんともないけど、『家、ついて行ってイイですか?』って、編集とか全部テレビのセオリー破ってるんですよ。SE入ってないでしょ、スーパーに1個も。あとBGM入ってないでしょ、最後まで。それに俺びっくりして。あぁ、家に入ってる感覚を出すために、テレビっぽいものを全部排除したんだっていうのをみて、やべぇめちゃくちゃ演出力あると思って」
『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』2023年12月30日(配信)
明石家さんま「ここにいない宮迫が言うてくれててんけど、あいつ昔からの夢で、最後、粉になってほしいねんて。もし亡くなったら、最後の収録を粉にできんねん、CGで。これはホントにそうしてもらおうと。最後の収録になった放送局が、それをやってくれたら」
陣内智則「ホンマにパーンって飛び散るんじゃないんですか。オチ前でパーンって。『ほいでほいで!』ってみんなが言うっていう」
さんま「テレビの前の人が言ってくれれば、最高の結末やけども」
『アメトーーク』2023年12月30日
石川さゆり「紅白歌合戦、みんなが1年終わるなってホッとしながら楽しんでいただける、それも一番うれしいことなんですけど、そう言いながら、テレビをみることもできないぐらい忙しくしてらっしゃる方とか、世界中見渡してもまだまだ戦争をやってる国もあったりして、ボーダレスっていっても、いろんなものを越えてみんなが仲良くなれたらいいなと思いながら、今回は津軽海峡・冬景色を、ウクライナのみなさんのことを忘れないで思いないでくださいと思いながら、パンドゥーラというお国の楽器があるんです、それをナターシャ・グジーさんという方と一緒に歌いたいと思います」
『まもなく紅白!今年もすごいぞスペシャル』2023年12月31日
(テレビ放送70年特別企画「テレビが届けた名曲たち」のVTRナレーション)
有吉弘行「日本でテレビ放送がはじまって70年。うれしいとき、悲しいとき、いつも私たちのそばにはテレビがありました。そして、私たちの心を踊らせたのが、テレビから流れてきた歌です。テレビ放送70年特別企画、テレビが届けた名曲たち。テレビ史に輝く名曲の数々を、貴重な映像とともにお届けします」『第74回NHK紅白歌合戦』2023年12月31日